淡路島暮らしを決めるまで(3)

淡路島への引っ越しが急速に具体化していった中、
パートナーには幼稚園を途中で変えるのはどうだろう?という気持ちもあったようです。

確かに、今息子が通っている大阪市のシュタイナー幼稚園「くすのき園」は本当に素晴らしい幼稚園です。
先生方はいつも穏やかで優しく、シュタイナー教育を軸におおらかに子供たちを見守ってくださいます。
その上、保護者の皆さんは個性的で楽しく、知れば知るほど魅力ある方々ばかり♡
せっかくいいつながりができたのに、たった1年でお別れしてしまうのはあまりにももったいない話でした。

でも、それ以上に息子の幼少期を豊かな自然の中で伸び伸び過ごさせたい、
という気持ちが大きかったのです。
あと2年、小学校の入学まで大阪に住むという選択もありましたが、
津井での出会いが春の引っ越しを後押ししてくれたと感じていました。

2013年2月。
旧暦のお正月が過ぎた時、私たちは再度津井を訪れました。
現在入居中の方の了承をいただいて、お部屋を見せてもらったのです。
倉庫とはいえ、住居スペースはちゃんとお部屋や広い廊下があって
思った以上に普通の家のように暮らしやすそうでした。

そこで、入居申込書を送ってもらうようお願いし、
いよいよ具体的に引っ越し手順を踏む・・・という段階になった時、
何かが私の中でストップをかけたのです。

それまで、倉庫のお家に住むということに一つも疑いがなくて
他の物件など探したこともなかったのですが、
一応、他の地域でも探してみた方がいいんじゃないかと思ったのです。

そこでネットで探してみると、よさそうな物件が出てきたので、
もう一度淡路島に行くことになりました。

不動産屋さんにその家を見せてもらいましたが、
やっぱり写真と間取りだけではわからないものですね!
実際に見たら、すぐに「これは違う」と感じました。

その他にも新築の物件などいくつか見せてもらったものの、
見れば見るほど、最初に出会った倉庫のお家が私たちにとっては最善だとわかりました。
そして、またもや津井に戻り、
最初に出会った「キラキラスポット」を散策して
自分の決断に間違いはない!すべてに感謝!ありがとう〜☆と手放しで喜びました。

最後に迷ったけど、それは悔いなく決断するための後押しだったんだね。
よかった、よかった、万事OK!
とパートナーと笑いながら、帰りに道の駅うずしおのアイスでも食べて帰ろうかと
車を走らせていたその矢先、

なぜか、パートナーが右に曲がるところを左へハンドルを切ってしまったのです!
後ろから車が接近してきて、あわてて左に切ってしまったのだとか・・・

それが、運命の分かれ道でした。

(続く)


2013年2月11日に淡路島の伊弉諾神宮で引いたおみくじ。
裏にはちゃんと英語で書かれていました。
結果は中吉(Very Good)。転居は「さわりなし。急ぐな」でした。



Categories: インスピレーション, 淡路島暮らし | 投稿者 arciel | 09:49 | 2件のコメント

2 Responses to “淡路島暮らしを決めるまで(3)”

  1. 万代池 3月 18th 2013 at 03:04 pm 1

    どうして、帝塚山を離れられたのですか?
    万代池もあって、大阪では最高の環境です。
    そういう私も、帝塚山を離れて今は宮崎に住んでいます。

    子供を自然の中で育てたい、都会は疲れた。
    とかいろいろな理由で、でも今はあの万代池が、恋しくてなりません。

    田舎には、あの万代池のような、上質な気が流れていません。

    淡路島は何回も行きました、キャンプや、テニスなど
    遊びに行くにはいいなあと思いますが、住むとなると、どうなのでしょうね。

  2. arciel 3月 18th 2013 at 04:21 pm 2

    >万代池さん
    コメントありがとうございます☆
    私も、初めて大阪に来た時に万代池に立ち寄って、帝塚山は素晴らしい環境だなと思い、住むことを決めました。
    万代池公園は、本当にいい所ですよね♪

    淡路島は初めて訪れた時から大好きになって、
    何度も足を運ぶうちに、自然と導かれるように引っ越しを決めました。
    私たちにとって、淡路島はインスピレーションが降りてくる場所であり
    心が開放的になるところであり・・・
    息子の思う存分走り回る姿を見て、本当にいいところだなと思うのです。

    また、今年2月より大阪では震災がれきの焼却が始まり、
    外出時はかなり気を使うようになりました。
    公園で長時間遊ばせるのも大丈夫かな?とつい考えてしまいます。

    2月に淡路島を訪れたとき、思い切り深呼吸できる環境に
    本当に心がほっとしました。
    偶然ながら、このタイミングで引っ越しを決めたことは
    私たちにとってつくづくよかったと感じます^^

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