カタカムナの潜象物理

円と直線で描かれ、渦巻き状に配置された神代文字、カタカムナ。
一目見た途端、その宇宙的なエネルギーに惹きつけられました。

それ以来、何冊かカタカムナの本を読んできましたが、
カタカムナの核心のようなものをもっと知りたいと思っていたところに出会ったのが
潜象のサイエンスで解く 縄文・カタカムナ・レイキ』という本でした。

縄文土器専攻の研究者である著者が書かれただけあって
学術的なアプローチの骨太な内容でしたが、
これまで読んできたカタカムナ関連の本の中で一番しっくりきて、
深い部分で納得しました。

まず、縄文時代の「人面深鉢土器」の図像モチーフとカタカムナの潜象物理には、
どちらにも共通する生命創造の根本原理「三プラス一」の構造があると語られます。

「イノチやあらゆるものの創造の最小単位は「三」で、
それが立体の形をとるときに、
背後にカムのチカラが凝集した潜象核(アマナ)が存在して、
「三プラス一」となる。
この構造は、生命創造のすべてのレベルについて相似である」(p.187)。

著者は、私たち人間の「アマナ」の領域を「内なる根源」と呼び、
そのエネルギー場は「空」「無」「ゼロポイント場」と同じものとしています。
私たちの意識や意図が量子レベルで影響を及ぼすことができることから、
ゼロのエネルギーの高次の波動にアクセスして夢を実現することができると語ります。

「意識が現実を作る」とはよく言われますが、
夢実現の量子メカニズムをカタカムナの潜象物理から紐解いてもらって、
私たちの意識の持つ力のパワフルさを改めて感じました。

さらにレイキのシンボル体系自体も、
カタカムナの潜象物理と量子物理学から説明されていて驚きました。
レイキは以前から実践していたものの、
そのメカニズムをここまで理論的に説明されているのは初めて見ました。

本書の最後には、内なる根源とつながり、
魂の願いを実現するセルフワークの方法が書かれています。
こうした部分だけ書かれている本も多いと思いますが、
本書ではどうしてそれが実現可能なのかを
古代の人々の生命創造の理解から紐解き詳述されています。

私たちが普段、お参りや祈りの際に両手を合わせることにも、
深い意味があったのだと感じ入りました。
難解な部分もありますが、随所に著者の誠実なお人柄が感じられる本です。
カタカムナや量子論に興味のある方は、ぜひ一読をお勧めします✨


Categories: | 投稿者 arciel | 18:15 | コメントはまだありません