沼島に引っ越します

大阪から淡路島に引っ越してから、早いものでもうすぐ丸2年。
息子も来週卒園式を迎え、春からは小学校に入学します。
そこで息子の入学に合わせて、また引っ越しをすることになりました。

場所は、淡路島の南端に浮かぶ勾玉型の島、「沼島(ぬしま)」です。
面積2.71km²、人口430人ほどの小さな島ですが、
国生み神話でイザナギ様とイザナミ様が国づくりをした舞台
「おのころ島」であるとも言われる歴史ある島です。

去年の4月に東京から遊びに来たお友達と沼島の上立神岩に行ったところ、
満開の桜並木の前に素敵な小学校と中学校があるのを発見。
こんな小さな島にこんな立派な小学校があるんだ〜!と感動し、
直感的に息子を通わせたい☆と思いました。
(当時のブログはこちら

しかし夫からはあっさり却下^^;
その後も訪れる度に「素敵な小学校だな〜」と憧れてはいましたが、
現実に住むのは難しいだろうなと思っていました。

ところが、10月に新潟から遊びに来た友達親子を連れて沼島に行った際、
観光案内所「吉甚」に立ち寄ると、
神戸から移住してきた若いご夫婦が働いていらして、
話を聞いているうちに「住めるかも!」と期待が膨らんできました。

沼島は淡路島の土生(はぶ)港からフェリーで10分の離島で、
スーパーやコンビニがなく、地元の商店も数えるほどしかないのですが、
食材などは宅配も利用されているそうなのです。
(後で調べたら、配送料も離島料金ではなく通常料金で届くみたい☆)
それならば!と一気に現実感が増してきました。

早速沼島小学校に問い合わせたところ、
来年度は入学予定者がいないため、
もし息子が入学するとしたら新一年生は1名のみ。
その場合は主に2年生との複式授業になるとのことでした。
全校生徒数10数名ほどの小さな小学校なので、超少人数教育が行われることになります。
(これって公立の学校で受けられる最も贅沢な授業なのかもしれません☆)

その後、学習発表会やオープンスクールを家族で見学に行ったところ、
子供たちの生き生きした表情や和太鼓の見事な演奏に感動すると同時に、
学校全体のアットホームな雰囲気に心が和みました。
和太鼓好きな息子もすっかりこの小学校が気に入って「ここに通いたい」ということで、
沼島行きを決めました。

不動産屋さんが一軒もない沼島では、地元の方々のネットワークだけが頼りです。
幸い自治会長さんのおかげで借りることが可能な空き家を紹介してもらうことができ、
今月末に引っ越しをすることになりました。
ありがとうございます☆

そのため、現在セッションをご予約いただいている方を除いて、
しばらくの間セッションをお休みいたします。
再開可能になりましたらまたブログにてお知らせいたしますね。

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去年4月の沼島小学校前の桜並木。
今年も満開の桜が楽しみです♪


Categories: Luc, 沼島暮らし | 投稿者 arciel | 14:21 | 10件のコメント

3.11という分岐点

先日、確定申告の書類を整理していた時のこと。
メールで届いた領収書を検索していたら、
たまたまヒットした過去のメールに目が釘付けになりました。

それは、ニュージーランドへの親子留学について
現地の代理店へ最初に送った問い合わせメールでした。
私がそのメールを送った日付は
2011年3月11日の11時13分。
東日本大震災が起こる3時間半ほど前のことでした。

震災後の動揺で、そのメールを送ったのが3.11の直前だったことを
今まですっかり忘れていました。
代理店の方が地震のことを心配して下さったメールが来たのがその日の夜。
私が返事を送ったのは、その3日後のことでした。

その後も代理店の方とは何度かやり取りをさせていただきましたが、
なぜかこのタイミングで日本を離れるわけにはいかないと感じ、
その年の秋からのNZ行きは立ち消えとなりました。
そしてシンクロと直観に導かれて
2011年11月末に東京から大阪に引っ越すことになりました。

3.11が起こらなかったら、予定通りNZに親子留学に行って、
大阪に引っ越すことはなかったでしょう。
当然今の淡路島での生活もなかったはずなので、
あの時、3.11の震災が大きな分岐点だったのだと
改めて感じました。

当時私たちは東京に住んでいたので
震災の影響といっても物理的に家屋の倒壊などの被害があったわけではなく、
避難を余儀なくされたわけでもないのですが、
それでもあの震災の影響は計り知れず、
心理的・精神的なショックだけでなく
それまでの価値観や判断基準まで根底から覆されるような
大きな衝撃を体験しました。

二度と取り返しのつかないことが起こってしまったこと。
日本に人の住めない地域ができてしまったこと。
地球を汚してしまったこと・・・

大阪に引っ越した後、2012年2月に
家族で2度目のニュージーランド旅行に行ったのですが、
震災前に行った時とは全く違う印象を受けました。
ニュージーランドの美しい大自然を目にしながらも、
もう決して3.11前の世界には戻れないんだと
涙が浮かんできたのを覚えています。

あれから4年。
いろんな思いが波のように
時には大きく、時には小さく押し寄せてくることがありますが、
3.11という分岐点は、強制的に目覚めを促すものだったと感じます。

夢のような漠然とした意識から
自分の選択や行動を意識的に自覚して生きることを促す目覚め。

どんな小さなことでもいいから、
地球や自然と調和することを選ぶ自由があるということ。

昨日は強風の吹き荒れる一日でしたが
今日は少し風も弱まって、太陽が輝きを見せています。
窓から写真を撮ったら、光の柱が立っていました。

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いつも宇宙と自然は希望を与えてくれる。
どんな時も。
どんな状況でも。

心から感謝しています。
ありがとう☆


Categories: インスピレーション | 投稿者 arciel | 13:03 | コメントはまだありません