3.11という分岐点

先日、確定申告の書類を整理していた時のこと。
メールで届いた領収書を検索していたら、
たまたまヒットした過去のメールに目が釘付けになりました。

それは、ニュージーランドへの親子留学について
現地の代理店へ最初に送った問い合わせメールでした。
私がそのメールを送った日付は
2011年3月11日の11時13分。
東日本大震災が起こる3時間半ほど前のことでした。

震災後の動揺で、そのメールを送ったのが3.11の直前だったことを
今まですっかり忘れていました。
代理店の方が地震のことを心配して下さったメールが来たのがその日の夜。
私が返事を送ったのは、その3日後のことでした。

その後も代理店の方とは何度かやり取りをさせていただきましたが、
なぜかこのタイミングで日本を離れるわけにはいかないと感じ、
その年の秋からのNZ行きは立ち消えとなりました。
そしてシンクロと直観に導かれて
2011年11月末に東京から大阪に引っ越すことになりました。

3.11が起こらなかったら、予定通りNZに親子留学に行って、
大阪に引っ越すことはなかったでしょう。
当然今の淡路島での生活もなかったはずなので、
あの時、3.11の震災が大きな分岐点だったのだと
改めて感じました。

当時私たちは東京に住んでいたので
震災の影響といっても物理的に家屋の倒壊などの被害があったわけではなく、
避難を余儀なくされたわけでもないのですが、
それでもあの震災の影響は計り知れず、
心理的・精神的なショックだけでなく
それまでの価値観や判断基準まで根底から覆されるような
大きな衝撃を体験しました。

二度と取り返しのつかないことが起こってしまったこと。
日本に人の住めない地域ができてしまったこと。
地球を汚してしまったこと・・・

大阪に引っ越した後、2012年2月に
家族で2度目のニュージーランド旅行に行ったのですが、
震災前に行った時とは全く違う印象を受けました。
ニュージーランドの美しい大自然を目にしながらも、
もう決して3.11前の世界には戻れないんだと
涙が浮かんできたのを覚えています。

あれから4年。
いろんな思いが波のように
時には大きく、時には小さく押し寄せてくることがありますが、
3.11という分岐点は、強制的に目覚めを促すものだったと感じます。

夢のような漠然とした意識から
自分の選択や行動を意識的に自覚して生きることを促す目覚め。

どんな小さなことでもいいから、
地球や自然と調和することを選ぶ自由があるということ。

昨日は強風の吹き荒れる一日でしたが
今日は少し風も弱まって、太陽が輝きを見せています。
窓から写真を撮ったら、光の柱が立っていました。

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いつも宇宙と自然は希望を与えてくれる。
どんな時も。
どんな状況でも。

心から感謝しています。
ありがとう☆


Categories: インスピレーション | 投稿者 arciel | 13:03 | コメントはまだありません