NZ旅行2017 11日目:クライストチャーチでの最終日

2017.4.5
ニュージーランド旅行もいよいよ最終日。
キャンピングカーも夕方には返却するので、ゴミを捨てて掃除をし、荷物をまとめてジェラルディンのホリデーパークを出発しました。

クライストチャーチへ向かう途中、行きにも寄ったRakaia(ラカイア)のカフェで早めのランチ。


本日は雨模様。カフェの奥にはお土産売り場もあってつい長居してしまいます。


サーモン産地のラカイアだけに、今回はグリルドサーモン with アジアンヌードルを注文。
下の麺がすっぽり隠れるほど大きなサーモン!

お土産も買ってラカイアを出た後、13時30分頃にクライストチャーチに到着。
16時のキャンピングカー返却まで時間があるので、クライストチャーチ中心部をドライブしてみました。

2011年2月の地震で大きな被害を受けたクライストチャーチ。
震災から6年経った今もあちこちで工事が行われていて、通行止めになっているところも多く、震災の爪痕の大きさを改めて感じました。


復興プロジェクトの先駆けとして、震災後いち早く営業したRe:Start(リ・スタート)。
近くを通りかかったので、寄ってみることにしました。


Re:Startは輸送用コンテナを利用したショッピングモール。
カラフルなコンテナがブロックのように積み重なっています。


通路のデザインがおしゃれ☆

7年前にクライストチャーチを訪れた時は、とても優雅で落ち着いた街という印象があったのですが、現在はあちこちで工事中のポールが立ち並び、地面がむき出しになっている姿に心が痛みました。
でも、復興中の今は新規オープンのお店も増えて、これまでとは違う新しい風が吹いていると感じます。
この街がたくましく蘇り、以前にも増して美しい姿となって再生することを祈ります☆

(今この記事を書いている最中に知ったのですが、Re:Startは4月30日で閉店したそうです!
今後はファーマーズマーケットとなるべく工事予定とのこと。
ギリギリでしたが、5年半にわたって復興のシンボルであり続けたRe:Startを訪れることができてよかった!)

この後、レンタカー屋さんにキャンピングカーを返却してクライストチャーチ空港へ。
20時発の便なので空港でのんびりしていたら、パートナーの携帯にGoogleからのアラームが。
なんと、20時のオークランド行きの便は欠航とのこと!?
あわてて空港の掲示板を見てみたけど、その便が欠航するとはどこにも表示されていない・・・

チェックインカウンターで聞いてみると、やはりその便は欠航だそうで、
一つ早い便に変更してもらって事なきを得ました(ホッ)。

パートナーは今回の旅行の予定をGoogleカレンダーに入力していて、そのおかげでお知らせがきたよう。
この情報の速さ、おそるべしGoogle!
こうして、無事に帰国の途につくことができました♪

日本に戻ってからしばらくは、「またキャンピングカーに乗りたい」と何度も呟くほど息子はキャンピングカーが気に入った様子。
とりわけ楽しかったのは、眠りにつくまでキャンピングカーのベッドで息子と二人でひたすらおしゃべりしたこと(運転でお疲れのパートナーは隣でスヤスヤ)。
好きなアニメや漫画、音楽の話題で毎晩1時間以上話していました。

「またおしゃべりしようね」と言ったものの、日本ではベッドに入った途端すぐに眠くなって、あんなにおしゃべりし続けられない〜
ひょっとしてあれは時差ボケが効いていたからなのかも・・・(笑)


やる気のないKiwiちゃんに大ウケの息子。
いろいろあったけど、楽しい旅行でした♪


Categories: ニュージーランド旅行2017 | 投稿者 arciel | 14:34 | コメントはまだありません

NZ旅行2017 10日目:オタゴ半島〜モエラキ・ボールダー

2017.4.4
ダニーデンでは、あちこちでOtago Peninsula(オタゴ半島)という文字を目にします。
ダニーデンから東に突き出しているオタゴ半島には、ペンギンのコロニーやロイヤル・アロバトロス・センターなどがあって見所満載なのですが、旅も終わりが近づいて明日の夕方にはクライストチャーチ空港に着いていなければなりません。
寒いダニーデンから北上して早くあったまりたいという気分も手伝って、オタゴ半島の入り口だけ寄ってみることにしました。


鏡のように空を映し出すオタゴ湾。


桟橋には鳥がたくさん留まっています。

朝のオタゴ湾の美しさに気分が晴れ晴れとし、清々しい気分でダニーデンを後にすることができました。

国道1号線を北上中、Palmerstonという小さな町のカフェで一息入れることにしました。
外観は普通のカフェですが、中に入ったらなんだかとてもアットホームでいい感じ!
メニューがすべて美味しそうなので、ここでブランチをいただくことにしました。


店内には早くも暖炉が!(よくみると日本製)


ハッシュドポテトとチーズを挟んだマフィンとフラットホワイト。
おかげで身体があったまり、食欲も回復して美味しくいただくことができました♡

さらに1号線を北上すると、Moeraki Boulders(モエラキ・ボールダー)という海岸があります。
この海岸には丸い巨石がゴロゴロしていて、とても不思議な光景を生み出しています。


波に洗われる巨石群。


直径は1m以上あり、大きいものは2mのものまであります。


巨石に乗って遊ぶのが面白い♪

どうしてこんな巨石がゴロゴロしているのか不思議なのですが、よく見ると断崖に巨石の元のようなものがありました。


ひょっとして、古代のアーティストが岩を丸く削り取って、海に転がして芸術作品を生み出したのではないかしら?
そしてこの岩を削っている最中に死を迎えたのかも・・・?

後で調べて見ると、この巨石群は約6500万年前に形成された泥岩で、浸食作用によって丸い部分だけが残されたのだそう。
だとしても、それがここだけにしかなくて他の地域では見られないのが不思議。
やっぱり古代のアーティスト説が正しいんじゃ・・・(笑)

お土産売り場では、ボールダー関連のグッズの他にKiwiや羊のぬいぐるみもありました。


ポケットに両手を突っ込み、全くやる気のなさそうなKiwiのぬいぐるみをいたく気に入った息子。
私の制止も押し切って購入に至りました^^;

この後はオアマルからティマルへと北上し、ティマルで一泊しようと思っていたのですが、どうも気分が乗らないので、若干遠回りにはなるものの、旅行の前半に宿泊したジェラルディンのトップ10ホリデーパークへ向かうことにしました。

チェックインをすると、受付の男性が「前にも来たことあるよね?」と覚えていてくれて嬉しい♪
やっぱりここは落ち着きます♡

今回は中国人のサイクリストの方々が宿泊していて、自転車でNZをあちこちまわっている様子。
長老とおぼしき初老の男性を囲んで、キッチンで仲良く夕食を召し上がっていました。
息子が大きくなったら、NZを自転車で旅するのもいいかも♪

旅先でホームのように感じられる場所があるのは、とても心強いです。
旅の最後の夜を、お気に入りのジェラルディンで過ごすことができてよかったとつくづく思うのでした。


Categories: ニュージーランド旅行2017 | 投稿者 arciel | 14:30 | コメントはまだありません

NZ旅行2017 8〜9日目:インバーカーギル〜ダニーデン

2017.4.2
ニュージーランドでは4月の第一日曜日(今年は4月2日)のam3:00にサマータイムが終了します。
終了日前日の昨日は、「寝る前に時計を1時間遅らせておきましょう」とホリデーパークのあちこちに貼り紙がしてありました。
1時間長く眠れる♪と喜んでいたけど、サマータイムが終わったら急に秋の気配が濃厚になってきました。

そんな中、さらに私たちは南下を決行。
クイーンズタウンから南島最南端の町Invercargill(インバーカーギル)に向かいました。
南半球にあるNZは南下すればするほど寒くなるのですが、インバーカーギルはサマータイムが終わったばかりとは思えないほどの寒さ!
いいお天気なので公園でランチしようと思っていましたが、風が強くてとてもじっとしてはいられません。
しかも日曜日のため閉まっているお店が多く、開いているお店はポツリポツリ。


そのうちの一つ、デビルバーガー。
Bad girlというベジタリアンメニューもあって、見かけによらずヘルシー?
hydeさんが好きそうな店だけど、今回は遠慮しておきました^^;


迷った挙句、こちらのインドカレー店で野菜と豆のカレー(ナンとライス付き)を注文。
美味しかったけどめっちゃボリューム満点で、一人ではとても食べきれない量でした。

人気(ひとけ)の少ない町を散策した後、本日の宿泊先Beach Road Holidayparkへ。


ホリデーパークに着いたらちょうど虹がかかっていました☆
何かいいことありそう♪という予感はものの見事に外れ、その晩、今度は私が消化不良に苦しむことに。
ランチのインドカレーと食後の濃いコーヒーの組み合わせがよくなかったのか、一晩中胃がムカムカして眠れなくなりました。
気分が悪くなってはキャンピングカーの窓を開けて外の空気を吸う、ということを10回ほど繰り返した後、抑えきれずにとうとう・・・!

数日前に経験済みの息子は落ち着いたもので、
「やっと吐いたんだー。我慢しなくてよかったのに」と一言。
恐怖の一夜を体験した今となっては、無駄な抵抗はやめようと心に誓いました^^;

翌日、ダニーデンへ向かう途中に景勝地のCatlins coast(ケトリンズ・コースト)があると知り、Uターンして寄り道することにしました。
地図で見つけた近道を進んだのですが、途中から舗装していない砂利道が延々と続くことに!


車窓からの景色は雄大ですが、体調が万全ではない中、1時間ほど砂利道をガタゴトと進むのはしんどかった(汗)

ケトリンズ・コーストはかなり広い範囲に及ぶ海岸沿いの地域なので、とりあえずOwaka(オワカ)という町のインフォメーションセンターに寄ってみました。
食欲が全くない状態だったので「白湯が飲みたいなー」と漠然と思っていたら、
自販機にhot waterのボタンがあってびっくり!(しかも無料)
ソファに座ってありがたく白湯をいただきました♪

ここまでの道のりがハードだったので、パートナーもコーヒーを片手に一休み。
せっかくなのでインフォメーションセンター内にあった歴史博物館に入ることにしました。


この博物館で初めて知ったのですが、ケトリンズという名称は、19世紀にこの地域を訪れたイギリス人の捕鯨船の船長エドワード・ケトリンの名前に由来しているのだそうです。
彼は先住民マオリの人々からこの地域の広大な土地を購入し、その後捕鯨を目的にヨーロッパからの入植者たちが続々と増え、製材や金鉱、牧羊なども盛んとなり、1920年代には鉄道も発達したとのこと。
今の静かな風景からは想像もつかない、当時の産業発達の歴史を垣間見ることができて、なかなか有意義な時間でした。

ケトリンズに一泊してペンギンなどを見れたらよかったのですが、旅の日程も残り少なくなってきたので、今日はこのままDunedin(ダニーデン)へ向かいました。

15時前にダニーデンに到着してすぐ、キャドバリーワールド(チョコレート工場)へ。
タイミングよく数分後のツアー見学に間に合いました!


7年前にも一度訪れたキャドバリーワールド。
ユーモアたっぷりのガイドの女性が各所でチョコレートを配ってくれるのですが、復活祭が近いこの日は特別に卵型のチョコレート(イースターエッグ)もいただきました♪


後日食べてみたら、チョコレートの中に砂糖でできた卵の白身と黄身が入っていました。
本物の卵のようですが激甘です^^;

この日はDunedin holiday parkに宿泊。
私は食欲がなく、パートナーは運転疲れ、息子はご飯が食べたいというので、近くのスーパーで白米と海苔とインスタント味噌汁を購入し、シンプルな夕食にしました。


久しぶりの海苔ご飯にご満悦の息子。
これだけでも美味しくいただけるなんて、日本人にとっての和食ってすごい☆
次回海外旅行をする時は、海苔とインスタント味噌汁は必ず持参しよう!と心に決めました。


Categories: ニュージーランド旅行2017 | 投稿者 arciel | 17:39 | コメントはまだありません