KIN 34
淡路島暮らしを決めるまで(3)
淡路島への引っ越しが急速に具体化していった中、
パートナーには幼稚園を途中で変えるのはどうだろう?という気持ちもあったようです。
確かに、今息子が通っている大阪市のシュタイナー幼稚園「くすのき園」は本当に素晴らしい幼稚園です。
先生方はいつも穏やかで優しく、シュタイナー教育を軸におおらかに子供たちを見守ってくださいます。
その上、保護者の皆さんは個性的で楽しく、知れば知るほど魅力ある方々ばかり♡
せっかくいいつながりができたのに、たった1年でお別れしてしまうのはあまりにももったいない話でした。
でも、それ以上に息子の幼少期を豊かな自然の中で伸び伸び過ごさせたい、
という気持ちが大きかったのです。
あと2年、小学校の入学まで大阪に住むという選択もありましたが、
津井での出会いが春の引っ越しを後押ししてくれたと感じていました。
2013年2月。
旧暦のお正月が過ぎた時、私たちは再度津井を訪れました。
現在入居中の方の了承をいただいて、お部屋を見せてもらったのです。
倉庫とはいえ、住居スペースはちゃんとお部屋や広い廊下があって
思った以上に普通の家のように暮らしやすそうでした。
そこで、入居申込書を送ってもらうようお願いし、
いよいよ具体的に引っ越し手順を踏む・・・という段階になった時、
何かが私の中でストップをかけたのです。
それまで、倉庫のお家に住むということに一つも疑いがなくて
他の物件など探したこともなかったのですが、
一応、他の地域でも探してみた方がいいんじゃないかと思ったのです。
そこでネットで探してみると、よさそうな物件が出てきたので、
もう一度淡路島に行くことになりました。
不動産屋さんにその家を見せてもらいましたが、
やっぱり写真と間取りだけではわからないものですね!
実際に見たら、すぐに「これは違う」と感じました。
その他にも新築の物件などいくつか見せてもらったものの、
見れば見るほど、最初に出会った倉庫のお家が私たちにとっては最善だとわかりました。
そして、またもや津井に戻り、
最初に出会った「キラキラスポット」を散策して
自分の決断に間違いはない!すべてに感謝!ありがとう〜☆と手放しで喜びました。
最後に迷ったけど、それは悔いなく決断するための後押しだったんだね。
よかった、よかった、万事OK!
とパートナーと笑いながら、帰りに道の駅うずしおのアイスでも食べて帰ろうかと
車を走らせていたその矢先、
なぜか、パートナーが右に曲がるところを左へハンドルを切ってしまったのです!
後ろから車が接近してきて、あわてて左に切ってしまったのだとか・・・
それが、運命の分かれ道でした。
(続く)
2013年2月11日に淡路島の伊弉諾神宮で引いたおみくじ。
裏にはちゃんと英語で書かれていました。
結果は中吉(Very Good)。転居は「さわりなし。急ぐな」でした。
Categories: インスピレーション, 淡路島暮らし | 投稿者 arciel | 09:49 | 2件のコメント