マウントシャスタ旅行2010(6)パンサーメドウズで聞こえた声

2010.7.31(sat)KIN114 白い惑星の魔法使い
午前中、オーガニック食品店のBerryvale Groceryでソイラテを買い、パンサーメドズウズへ。
ここは一番行きたかったところだけど、準備ができてから行きたいという気がなんとなくしていて、気がついたら最終日になっていました。

パーキングに車を停めて、パンサーメドウズに足を踏み込んだ途端、
ハートがパーッと明るくなってワクワクし始めた。
しかも今シーズンは数日前にオープンし始めたばかりだったようで、なんというグッドタイミング!

はやる気持ちを抑えつつ、先に車の中でラップサンドのランチを食べて、ナナトくんをパートナーにおんぶしてもらってトレイルへ!
ナナトくんはすぐにぐっすりお昼寝を始めました。

ここで出会う人は皆笑顔で挨拶を交わしてくれて、とても気持ちがいい。
紫色の服を着ている人が多かったので、一組のカップルに聞いてみると
「セントジャーメイン(*)の紫の炎を表しているのと、曜日で毎日色が決まっていて、土曜日はバイオレットの日だからなの」とのこと。
(*パンサーメドウズはセントジャーメインが現れた場所)
今回私たちはバイオレットの服を身に着けていなくて残念!
次回はちゃんと調べてこよう。

アッパーメドウズに座ってただこの空間に身を任せているだけで
自然の優しさ、繊細さが細胞の一つひとつに染み込んで自然と一体になる。
ハートが完全に満たされ、天国にいるかのような心地よさ。

そのとき、ふと内側から声が聞こえてきた。
「すべてはOK」

・・・そうなんだ、すべてはOKなんだ!
なんという力強い肯定。

何をやっていても、何かをしていなくても、
現状ですべてOK。
悪いことなんて何もない。

今まで常に自分自身に「まだダメだ、このままじゃダメ」と言い続けていて、
現状に満足することができなかった私。
だから苦しかったんだ。

肯定されたら、なんだか肩の力が抜けてきた。
今までどれだけ自分に鞭打ってきたんだろう。
過去世でよっぽどストイックに生きてきたのかな。

ありがとう、シャスタ。
ベストなタイミングでここに来れてよかった。

その夜、自分のエリアのバーベキューの設備が使いづらいので、
公共のエリアの大きなバーベキューセットを使いたいと思っていたら、
一人の男性が薪をくべている。
シェアして使わせてもらおうと、先にシャワーを済ませていたら、
その人は、もう使ったからご自由にどうぞと去って行ったって。

???バーベキューもせずにただ薪をくべていただけ???
まるで私たちのためにバーベキューセットの番をしてくれていたかのよう。
きっとあの人は天使に違いない!

こうして念願のバーベキューセットを使わせてもらうことになりました。
あの男性がいなければ、きっと私たちで使ってはいけないものだよね、と遠慮していたに違いありません。
天使の男性さん、ありがとう〜☆


椅子とテーブル付きのバーベキューセット

ここで気づいたのは、自分たちがこんなにいいものを使っていいわけがない、
と勝手に思い込んでいたこと。
憧れは手に届かないものじゃない、自分にOKを出せばすんなり手に入るものなのかもしれない。

すべてはOK。
ダメ出しをしているのは自分だけに過ぎないんだね。きっと。


Categories: マウントシャスタ旅行2010 | 投稿者 arciel | 16:33 | 5件のコメント

マウントシャスタ旅行2010(5)原初の女性性のエネルギー

2010.7.30(fri)KIN113 赤い太陽の空歩く者
今日は移動日。テントを片付け、お目当てのラベンダーファームへ向かう。
シャスタシティを北上し、赤茶色の大地を走った先に
突然美しい薄紫色のラベンダーが迎えてくれました。

こんな荒野に設備の整ったファームを作るにはどれだけの苦労があったことか。
そんな努力を微塵も感じさせず、優雅に温かく人を迎える場所になっていることに胸を打たれる。

ラベンダーを摘んだ後に冷えたレモネードをいただく幸せ。
(例年ではこの時期はもうオープンしていないそうですが、今年は8月1日まで延長されたということでラッキーでした☆)

ラベンダーの香りにすっかりリラックスした後、車を走らせていると「レイクシャスティーナ」の標識が。
導かれるようにレイクシャスティーナにたどり着き、湖のほとりでサンドイッチのランチをいただきました。

人気(ひとけ)がなく、時が止まったかのような静けさのレイクシャスティーナ。
太古の地球にたたずんでいるような、不思議な感覚にとらわれます。
レイクシャスタのように開発されていないため、あまりにも素朴。
湖と地面の境目もあいまいで、地面を足で踏むと水が染みてくる。
境目なくすべてを受け入れ、包み込むような深い受容性。
原初の女性性のエネルギーに触れたような気がしました。

思考がストップし、ただひたすら眠くなるレイクシャスティーナ。
帰りの車の中では言葉もなく、眠気との戦いでした。

マウントシャスタシティパークまで戻り、サクラメントリバー・ヘッドクォーターで水を汲み、
エイトスターダイヤモンドとクリスタルを浄化。
シャスタ山の源泉に触れて、やっと目が覚めました。
公園でおやつを食べてしばし遊びます。


公園内の緑の中を探検できるトレイル


可愛い女の子と遊ぶナナトくん

まさに理想の公園!こういう自然の中で毎日ナナトくんを遊ばせたいな。

そして今夜はシャスタシティのキャンプグラウンド、KOAに宿泊。
ここは町に近いだけあって、とてもコンパクトな作り。
NZのパークサイトに似た使いやすさがありました。
(しかもオフィスのスザンナさんがとっても陽気でフレンドリー♪
いつも笑顔で話しかけてくれて、何かとお世話になりました☆)

とても充実した一日だったけど、夜になったらまた落ち込む私。
パートナーも、バーベキューの設備が小さくてうまく火がつかず、不満そう。

明日がシャスタ滞在の最終日だというのに、こんな中途半端な気持ちのまま帰ることになるのだろうか?
一抹の不安を覚えながらも、流れを信じて眠りにつきました。


Categories: マウントシャスタ旅行2010 | 投稿者 arciel | | コメントはまだありません