幼稚園決定までの道のり

妊娠がわかってすぐに、生まれてくる子供にシュタイナー教育を受けさせたいと思い、
HPを見て直観的にピンときた「東京賢治の学校」に通わせようと、
通える範囲の府中市へ引っ越しを決めたのが3年前のこと。

今年の春からは未就園児クラスの「ネネムクラス」に親子で通い始め、
幼稚園は当然同校の幼児部「たんぽぽこどもの園」に通わせるつもりでいました。

ところが、現実に幼稚園の説明会が近づいてくると、
これまで何の迷いもなかったところに次々と迷いが出てきたのです!
(今から思えば、NPO法人でシュタイナー教育を行っている無認可の学校という、
ちょっと世間とは違う学校(の幼児部)に通わせることへのチャレンジが襲ってきたといいますか…)

それまで目にも留まらなかった、家から至近の幼稚園が急に候補に上がってきました。
そこは一般的な私立幼稚園で、園庭から毎日元気に子供たちの遊ぶ姿が見えるので、
息子も「ここで遊びたい♪」とよく言っていたのです。

ここなら毎日の送り迎えがすごく楽だし、
週に2度給食があるから毎日お弁当を作らなくてもいいし・・・
など親側の現実的な利点から、
住んでいる地域の幼稚園に通わせることで、近くに住むお友達がたくさんできる!
といったことまでメリットとして浮上してきました。
(園の教育方針とは全く関係ない部分で^^;)

実は迷いの本当の理由は、
反抗期で意志のハッキリしている息子がネネムクラスで大泣きをする度に、
園の静かな雰囲気を壊してしまって申し訳ない(汗)という思いが強くなり、
もしかしたらシュタイナー幼稚園に入れたいのは私のエゴなのではないか、
息子にはもっと普通の幼稚園の方が合っているのでは・・・
と考えるようになっていたことがありました。

そこでパートナーと相談し、10月からその私立幼稚園の未就園児クラスにも参加させてみて、
様子を見ることにしました。

すると、そこでは最初から子供だけが参加するシステムになっていて、
前もって息子によく言い聞かせていたものの、1時間後に迎えに行くと
「ずっと泣いてたんだよ。ママはどこに行ってたの?」と息子は大ショックの様子!

誰でも最初は泣きますよ、との先生のお言葉でしたが、
やっぱりこれはちょっと突然過ぎたかな、
私がブレてしまったせいで、息子に負荷をかけてしまった〜と反省。

この一件で目が覚めました。
やっぱりシュタイナー幼稚園に通わせよう!!!

翌日、ネネムクラスの先生に迷っていたいきさつを話すと、
「大丈夫ですよ!シュタイナー幼稚園は静かでおとなしい印象があるかもしれませんが、
園児たちはいつもにぎやかで元気一杯ですよ!」との励ましをいただきました。

確かに、ネネムクラスの子供たちはまだ2歳〜3歳なので皆おとなしめですが、
幼児部の子供たちはいつもワイワイ大胆に遊んでいたっけ。

そして一切の迷いがなくなった上で願書提出。
幼稚園の面接に伺いました。

面接の席でも、私がちょっと懸念していたことに対して先生からあたたかい言葉をいただき
涙がじんわり。
ここの先生方と話をしていると、いつも涙が浮かんでくるのです。
親と同じくらい、息子のことを理解してくれていると感じて。

また、幼稚園が始まっても、最初の1ヶ月くらいは降園時間まで預からず、
子供の慣れてくる様子を見て、一人ひとりお迎えに来てもらう時間を調節するそうです。
なんというきめの細やかさ!
やはりこの園に決めてよかったと、心から思いました。

先生方、どうもありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします☆


Categories: 子どもとの生活 | 投稿者 arciel | 17:00 | 4件のコメント