KIN 137
シャスタ山旅行(7)スウェットロッジ体験
2007.9.22(sat) KIN112 黄色い銀河の人〈後半〉
マウントシャスタシティでランチをとったあと、スウェットロッジに参加するためにスチュワート・ミネラル・スプリングスへ向かいました。
スウェットロッジとは、ネイティブアメリカンに古くから伝わる心と身体と魂の浄化の儀式です。
子宮をかたどったドーム状のテントの前には火が焚かれ、その周りにはすでに人が集まっていました。
その中にはB&Bの朝食で一緒だった日本人のMさんの姿もあります。
Mさんは2度目の参加だそうで、タバコの葉をひとつまみ左手に持ち、お祈りをしてから焚き火の中に入れるのだと教えてくれました。
準備が整ったところで、いよいよ私たちもテントの中に入ります。
セージで全身を浄めてもらってから一人ずつテントの中へ。
私たちは後ろの方に座ったのですが、テントの中はかなりぎゅうぎゅう詰めでした。
テントの入り口が閉められると、中は真っ暗闇の暗黒になります。
そこへ真っ赤に焼けた石が運び込まれ、メディスンマンのウォーキング・イーグルが水をかけます。
熱さと水蒸気でテントの中は一瞬にして蒸し風呂状態になりました。
メディスンマンの祈りの言葉はかけ声に変わり、太鼓の音や笑いもあってかなり激しい展開になっていきました。
全身から汗が噴き出して、意識は朦朧となります。
熱さがピークに達したところで、一旦扉が開かれて冷たい空気が入り込んできました。
ホッと一息ついたところで、再び扉が閉められて祈りとかけ声が響き渡ります。
「自分と他者を区別しないこと・・・そこに分離や差別が生まれる・・・」という言葉が胸に響いて、涙がこぼれました。
1時間ほどの儀式が終わってテントから出ると、身体が軽くなっていてすごくスッキリした気分!
Mさんが「目がよく見えるようになってるの」と言うので周りを見渡すと、確かにくっきりと鮮やかに見えました。
身も心も、生まれ変わったような爽快感です。
宿に戻ると、なんとお手製のキャロットケーキとお茶が用意されていました。
キッチンのスタッフの方が作ってくれたそうです。
弘美さんと宿泊客のみんなでケーキを食べながらおしゃべりしているうちに、平和に夜が更けていきました。
Categories: マウントシャスタ旅行2007 | 投稿者 arciel | 19:49 | コメントはまだありません