癒される「歌バカ」

特に大ファンというわけではないのですが、
R25に載っていた平井堅のインタビューを読んで、衝動買いをしてしまいました。
初回限定版DVD付の「歌バカ」。

これが、予想以上によかったのです。
すごく癒される。
彼のソフトな心に響く歌声とメロディーの良さはもちろん、
それ以上に一人の人間としての平井堅という道のりがリアルに感じられるのです。
ブックレットにはデビューから今に至るまで、
一枚一枚のシングルに寄せた本人のコメントが書かれていて、
なかなか売れなかった当初の心境や、ブレイクしてからもまだ安心できない様子などが
正直に、でもどこかユーモアのある口調で語られています。

シングル8枚目にして、「これが最後だよ」と言われて出した「楽園」。
DVDを見ても、ここからヘアスタイルが変わってR&Bシンガーというイメージを強く打ち出した様子がわかります。
いわば崖っぷちに立たされた時の強さというものがあったのでしょう。
そうして彼は多くの人の心を捉えることに成功します。

最後まであきらめずに好きなことを続けていくことで、何か道が拓けてくる。
「歌バカ」は、飄々としたムードの中にも
どこか勇気づけてくれるような、熱いものが感じられます。
でも決して深刻になりすぎずに、自分を茶化すくらいの余裕があったほうがいい。
最後の「POP STAR」のビデオクリップからそんなメッセージを感じました。

CDとDVDはもちろんのこと、ブックレットのコメントもぜひ読んでみてください。
自然体の彼の魅力が詰まっています。

Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single Collection ’95-’05 歌バカ (初回生産限定盤DVD付)
平井堅
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Categories: 音楽 | 投稿者 arciel | 12:39 | コメントはまだありません