29
1月 2021
Resonant Moon
20
白い共振の世界の橋渡し
KIN 46
2021年が明けてからもうすぐ1ヶ月が経ちますね。 今年になってから一日の密度が濃くなった感じがしています。
先日の夜、たまたま息子とココアを飲んでいたら 二人とも気分がハイになっておしゃべりが止まらなくなりました。 中でも印象に残った話題が小学校のこと。
「今の小学校はすごくいい。最高の状態」 と息子がふと漏らした言葉に引き込まれて、 「ほんと?どんなふうにいいの?」と聞くと 「いじめやけんかもないし、みんな笑っている。美しいくらい✨」 え、そんなに? 「誰も怒っていなくて、すべてが調和している。 家でゲームやっている時より楽しい時もあるよ」 それは息子の最高の賞賛表現。 去年までは時々学校に行くのを嫌がってた時もあったけど、 そういえば最近は行きたくないと言う言葉を聞いていないかも。 でも、家に帰ってくると疲れてぐったりしているのはなぜ? 「あまりにも学校が完璧な状態だから、気を張っているせいかも。 年下の子のいいところをほめたりもしているよ」 そうだったんだ。 学年で一人きりだったから心配な面もあったけど、 6年生の今まさに最高の時を迎えているなんて、 なんて幸せなことなんだろう✨ 6年前に思い切って沼島に引っ越して来てよかった。 コロナで休校から始まったこの一年だったけど、 その経験があったからこそ 全校生と一緒に過ごせる喜びがより強く感じられるのかもしれない。 私も息子とこの6年間を経験してみて、 単に少規模校だから自然に目が行き届くということではなく、 小学校に関わっている一人ひとりのエネルギーが意識的に調和されてこそ 温かな雰囲気が生み出されるのだと実感しています。 子どもたちが心から楽しいと感じる学校を運営されている 沼島小学校の先生方に深く感謝いたします✨ 卒業まであと2ヶ月弱。 最高の思い出を作ってね! (沼島へ引っ越すことにしたいきさつはこちら )
2021年初めての満月。 強風が吹きすさぶ中、静かに煌々と地上を照らしていました。
Categories: 子どもとの生活 , 沼島暮らし |
投稿者 arciel |
23:06 |
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17
11月 2020
Overtone Moon
03
赤い水晶の空歩く者
KIN 233
11月14日、沼島小学校の学習発表会がありました。 例年は保育園と小中学校の合同発表会で 地域の方にもご来場いただいていたのですが、 今年はコロナの影響で観客は保護者だけとなりました。
なので、もしかしたら少し寂しい感じになるかな?と思いきや、 今年ならではの工夫が凝らされた、素晴らしい発表会でした✨
1・2年生はソーシャルディスタンスを取り入れた「大きなカブ」の劇 3・4年生は人形浄瑠璃クイズと月の満ち欠けの発表(劇仕立て)にリコーダー合奏 6年生ただ一人の息子は、SDGs+プログラミングの発表とピアノ演奏を披露しました。 ピアノは、4・5月の休校中に私が息子に軽い気持ちで教え始めたのですが (最初は「猫ふんじゃった」から笑) 音楽好きな担任の先生が息子のピアノを膨らませてくださり、 学習発表会では先生のギターやカホンを加えた合奏にまで発展させてくださいました✨
曲目は Unity(The Fat Rat)、愛にできることはまだあるかい(RADWIMPS)、 Remember Me(MAN WITH A MISSION)の3曲。 この3曲は大人になってもずっと記憶の中に残るだろうな☺️
最後は全校児童による沼島子ども太鼓の演奏でした。 今年度初めて参加する一年生の3人も元気いっぱいに演奏していて、 やはり何度見てもうるうる感動します(涙)
コロナで通常とは違う学校生活でも、 生き生きと活動している子どもたちの姿にパワーをもらいました! 日々創意工夫を凝らして授業や指導をしてくださる先生方に感謝です✨😂
午後は保護者で児童公園のイルミネーションの飾り付けをし、 冬の夜道を彩る「ヌマナリエ」ができました✨
翌日の夜、突然「聞いて」とピアノを演奏し始めた息子。 子供の頃、私もよくエレクトーンを弾いて音楽に浸る喜びを感じていたけど、 彼もその喜びを知ったみたいで嬉しい💓😆 卒業まで先生との合奏もまだ続くそうで楽しみです♪
Categories: 沼島暮らし |
投稿者 arciel |
16:52 |
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21
6月 2020
Crystal Moon
23
黄色い律動の種
KIN 84
今年の夏至は新月と日食が重なる特別な日。 早起きをして上立神岩へ日の出を拝みに行きました。
初夏にしては涼しく肌寒い朝。 イノシシ避けに鞍馬山の鈴をバッグに付けて行きましたが、 幸いにしてイノシシと出くわすことはなくホッとしました😊
日の出前の空には天使の羽を広げたような雲が。 これから昇る太陽を待ち構えているみたい。
赤い太陽が徐々にオレンジへと輝きを増していきます。
後光のような朝日を戴く上立神岩が観音様のように見えた、 am5:32の神秘の時。
実はこの早朝、寝ている最中にガラスが割れたような音がして、 突然目が覚めたのです。 時計を見るとam3:30。 パートナーも目を覚まし、何事かと1階に降りてみると 玄関に活けていた紫陽花が倒れて、花瓶が割れていました(!)
元々、私一人で朝日を見に行くつもりだったのが、 このショッキングな出来事に目が覚めてしまったパートナーも 一緒に朝日を拝みに行くことになったのでした。
あまりに強烈なエネルギーだったからか、 家に帰るとぐったりとしてもう一度眠ってしまいましたが、 目が覚めたら不思議なくらいスッキリして身体が軽い✨ ふと「復活」「再生」というキーワードが心に浮かびました。
太陽があまねく世界を照らすように 平等、普遍、対等へと意識がつながっていくような感覚。 ここ数ヶ月の膿み出し(生み出し)を越えて よりクリエイティブな方向へ再生のエネルギーが向かっていくような予感がしました。 素晴らしい夏至の日をお過ごしください✨
Categories: インスピレーション , 沼島暮らし |
投稿者 arciel |
16:40 |
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23
4月 2020
Planetary Moon
20
赤い水晶の蛇
KIN 25
世界的にStay Home生活が続いているこの春。 新学期が始まって早々に息子の通う沼島小学校も休校になりました。 ただ、全校児童11人という小規模校ということもあって 先週から市内に先駆けてipadを使ったオンライン授業が始まりました。
今のところ週2回、朝のぐんぐん活動(全校児童対象)と 学年ごとの授業(息子は学年一人なのでマンツーマン)が行われています。 週2回とはいえ、他の子ども達の笑顔も見えるので安心感があり、 生活のメリハリも出るのでとても助かっています✨
最近は、引っ越して来た当初のようにまた畑を手入れし始めました。 イノシシの登場でここ数年荒れ放題で手がつけられなかった畑ですが、 ついにパートナーがイノシシ避けの柵作りに着手することに。
柵ができたら格段に守られている感が高まり、 草取りもしやすくなりました。 黙々と雑草を抜いていくと、元気に育っているミントの姿が見えて嬉しい🎵
久しぶりに畝も作って、雑草よけのシートも敷きました。 ただ、やっぱりイノシシが心配なので、 当分の間はハーブやモロヘイヤなど強そうな植物を育てようと思います。
コロナウイルスの影響で大気汚染が改善されたというニュースを聞きますが、 沼島の上空を飛ぶ飛行機もぐんと減って、連日静かな空となっています。
私たち人間は、これまで忙しく動き回りすぎたのかも。 これを気に、地球環境とバランスを取る活動の仕方へとシフトしていくことが大切だと感じます。
そんな折、ナチュラルスピリット通信から ハトホルからのメッセージ「地球の変容とトリリウム(量子場効果)」が届きました。
「このメッセージ自体は2018年のものですが、 地球の変容にともない私たちの生命力を高めるためのツールとして、 「トリリウム」という細胞内の量子レベルの働きを活性化させる方法が 詳しく紹介されています」 とあり、トリリウムを活性化させるトリリウム・サウンド・メディテーションも聞くことができます。 この音楽はとても美しく、聞いているとリラックスできるのでおすすめです✨
ここにシェアしますので、 皆様の生命力を高め、回復とバランスをもたらすために ぜひお役立てください🎵ハトホルからのメッセージ 地球の変容とトリリウム(量子場効果)
Categories: インスピレーション , 沼島暮らし |
投稿者 arciel |
17:36 |
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24
3月 2020
Solar Moon
18
青い銀河の鷲
KIN 255
新型コロナウイルスの影響で、いつもとは全く違う年度末を迎えています。 離島の沼島でも3月3日から休校となり、 担当している放課後子ども教室もお休みになったため、 息子(小5)と過ごす時間が多くなりました。 せっかくなので息子とキーボードの練習をしたり、 おやつ作りをしたり アニメを一気見して「鬼滅の刃 」にハマったり いつもよりゆったりとした時間を過ごしています。
3月19日の小学校の卒業式では、在校生が参加できないため ママ友さんの呼びかけでサプライズしよう!と決まり、 卒業生が校舎を出てくるタイミングを見計らい、 グラウンドに登場した在校生が ジャニーズ風うちわを振って卒業生に呼びかけ、 プレゼントを渡してみんなで記念撮影することができました✨
この翌日に春分の日を迎え、 今日24日は春分後初の新月。 今朝目覚めた時は、いつもより身体が軽くなったような スッキリした感覚がありました✨
以前からスピリチュアルな話題では 今年の春分が大きな節目と言われてきましたが、 このコロナ騒動が世界中の人に目覚めのきっかけを与えていることは間違いありません。
外がどんな状況であれ、 意識を内側に向けてみると 春めく日差しに喜びの感覚が湧き出てきて 新しい季節への希望がふわっと流れ込んできます。
このチャレンジをきっかけに 働き方や教育のあり方など 多様な可能性が開かれてくるかもしれません。
今は硬直化したものが一度壊れて 新しいものが生まれようとする 産みの痛みの時期かもしれません。
その先には、 もっと柔軟で自由な世界が待っている。
そんな予感を感じた新月の夜でした✨
Categories: インスピレーション , 沼島暮らし |
投稿者 arciel |
21:16 |
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12
12月 2019
Overtone Moon
28
赤い惑星の空歩く者
KIN 153
沼島放課後子ども教室で、年に3回週末に開催している土曜チャレンジ。 今年度は5月にツリーサポート、7月にタイダイ染め をし、 先週末は横浜からオイリュトミストのひとみさんをお呼びして 「りんごろうそくとオイリュトミー」を行いました。
ひとみさんとは、1998年にアメリカのSunbridge College (現在はSunbridge Institute )で知り合いました。 当時ひとみさんはのオイリュトミーコースで学んでいて、 私はフランスのInstitut Rudolf Steiner から編入してきたのです。 学校の敷地内で初めて会った時、ひとみさんが遠くから笑顔で手を振ってくれたのが印象的でした。
帰国後は数年に一度くらいのスパンで会うようになって、 東京や淡路島など私たちの引越し先にも何度か遊びに来てくれました。
昨年末に沼島の子どもたちにもひとみさんのオイリュトミーを体験してもらいたいと思いつき、 年賀状にダメ元でオファーしたらOKの返事が! そこで今回のりんごろうそくとオイリュトミーが実現する運びとなったのです。
遠路はるばるひとみさんとパートナーの芳樹さんが沼島に到着し、 早速りんごろうそくに使う常緑樹の枝をみんなで集めに行きました。 避難経路沿いに自生している草木は元気いっぱい、青々とした葉を茂らせていました。
翌日、会場に集まった子どもたちは 1つずつりんごを手に取り、布で丁寧に磨いていきます。 ピカピカになったりんごは見違えるくらい綺麗になって、愛おしいくらい♡ 芯をくりぬいてミツロウろうそくを立てて、 緑の葉や赤い実を添えたらりんごろうそくのできあがり。
集中してりんごろうそく作りをした後は、 2階の和室に移動してオイリュトミーを行いました。 沼島の子どもたちにとっては初めての体験ですが、 みんなキャッキャと喜んで身体を動かして 自然にオイリュトミーを楽しんでいました。
私もオイリュトミーをするのは十数年ぶり(!)でしたが、 あぁこの感覚!ととても嬉しくなりました。
ハーブティーとビスケットのおやつで休憩した後、 いよいよりんごろうそくを使ったアドベントのセレモニーが始まりました。 薄暗くした部屋の中心には枝で作られた螺旋状の道ができていて、 その周りを囲んだ椅子に子ども達がりんごろうそくを持って座ります。
ひとみさんの縦笛が優しく響いた後、 一人ずつゆっくりと時計回りに螺旋を辿って歩いていき、 真ん中のろうそくから自分のりんごろうそくに火を取り、 葉っぱの上に置いてから もう一度来た道を戻って席につきます。
私も自分のりんごろうそくを手に持って螺旋を辿りましたが、 普段、本物の火を手にして歩くことはほとんどないため ドキドキしながらりんごを葉っぱの上に置きました。 続いて子ども達が一人ひとりゆっくり歩いて螺旋の道を照らしていく様子は とても神聖で美しく感じられました。
いつもは元気に駆け回っている子ども達が 静かにじっとろうそくの炎を見つめています。 薄暗い中に美しく揺れる一人ひとりの光。 普段とは違う感覚に包まれた特別な体験は いつまでも心に小さな光を灯し続けてくれることでしょう。
この素晴らしく貴重な体験を導いてくださったひとみさん、 一緒に会場の準備を手伝ってくださった芳樹さん、 どうもありがとうございました☆
Categories: シュタイナー教育 , 子どもとの生活 , 沼島暮らし |
投稿者 arciel |
15:14 |
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05
9月 2019
Lunar Moon
14
青い電気の鷲
KIN 55
夏休みも終わりに近づいた8月31日、 沼島中学校体育館に設置されたクライミングウォールのお披露目会&ボルダリング体験会が行われました。
2017年に沼島小学校に仮設ウォールが設置されてから約2年。 ついに、沼島中学校体育館に2.7m×3mの本格的なクライミングウォールが完成したのです☆
お披露目会で説明する沼島クライマーズネットワークの冨井さん
淡路景観園芸学校(兵庫県立大学院)の嶽山先生と沼島クライマーズネットワーク の冨井さんからこのウォール設置の提案を伺ったのは数年前のこと。 とてもいいお話なのですんなり実現できるものと思っていましたが、 実際には関係する様々な組織との調整で想像以上に時間がかかり、 一時はヒヤヒヤするほどでした(汗) お忙しい中、実現に向けて一歩一歩ご尽力くださった嶽山先生と沼島クライマーズネットワークの皆さんには頭が下がります。 ほんのわずかなくぼみでも確実にとらえて前進するクライミングの精神を、 この経験で学ばせていただきました。
お披露目会の後は、お待ちかねのボルダリング体験会。 ボルダリングを経験している沼島小学校の子どもたちも、 今回新しいルートを設定してもらったので新鮮な気分で一から挑戦。 保育園の園児達も競ってチャレンジしてくれて、最年少は2歳の女の子でした。
驚いたのはボルダリングに対する子ども達の集中力です。 課題を設定してクリアする、という繰り返しが達成感を刺激するのか、 2時間経過してもまだまだ飽くなきチャレンジを続けていました。
思えば、私が初めてボルダリングを知ったのは息子が生まれてすぐの頃。 赤ちゃんだった息子を抱っこして眺めたバスの車窓から 国分寺(東京)のクライミングジムが見えて、 そのカラフルでおしゃれな壁面に一瞬で目を奪われました。 いつか息子とボルダリングをしてみたい!という夢が 東京から遠く離れた沼島でこうして実現するなんて☆ 想像をはるかに超えた形で、宇宙は思いがけない贈り物をしてくれるのですね。
これからもサマースクールや自然学校で沼島を訪れる子ども達にもボルダリングを体験してもらい、 沼島と言えばボルダリング!と連想されるような新しい魅力の一つになることを願っています☆
この体験会の様子は神戸新聞に掲載されました↓魅力的な岩多い 沼島がボルダリングで地域おこし
Categories: 沼島暮らし |
投稿者 arciel |
16:55 |
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25
6月 2019
Crystal Moon
27
青い太陽の夜
KIN 243
2019年6月22日に夏至を迎えました。 日の出から日没までの時間が最も長くなり、陽のエネルギーが極まる日。
この日、私は放課後子ども教室の土曜チャレンジで 青石先生のご指導のもと、沼島の子ども達とTシャツのタイダイ染めを行っていました。
Tシャツを好きなところから巻いていき、色止め液に浸してから染料をかけていきます。
日の当たる場所にしばらく置きます。
洗って紐をほどいたら、色鮮やかなTシャツができました! 今年の夏はみんなでこのTシャツを着るのが楽しみです♪
とても楽しいイベントだったのですが、 途中から徐々に頭が痛くなってきて 家に帰ると猛烈な痛さで起きていられないくらい。 レイキも試してみましたが、普段とは違って全く効く気配がありません。
これまでに経験したことのない異常な痛みに、 「私、もしかして死ぬのかも!?」と感じてしまうほどでしたが、 なぜかパートナーも同じように頭痛がすると言うのです。 そこで、これは夏至のエネルギーのせいかもと思い至りました。
夏至は太陽のエネルギーが極まり、陽から陰に転じるタイミング。 それだけに、小宇宙である身体にも何らかの影響があるに違いありません。 例年の夏至ではここまではっきりとした影響は感じられなかったので、 今年の夏至はかなりパワフルなエネルギーが働きかけていたのかも。
そして翌朝目覚めてみると、 あれほど痛かった頭痛がすっかり消えているのです。 パートナーも同じく痛みがなくなったと言っていたので、 あの頭痛はやはり夏至の影響だったのでしょう。
そんなわけで、今年の夏至は特に印象に残るものとなりました。 この夏至の意味が気になって、マナ・カード を引いてみると、 POLI’AHU(ポリアフ)のカードが出ました。
ポリアフは氷の女神で、キーワードは「静けさの愛撫」。 混乱した状況の中でも、何かと戦ったり状況を変えようとするのではなく、 流れのままに任せれば問題は通り過ぎ去っていくというメッセージです。
令和に入ってから時間の密度が高まったと感じるほど 充実しているものの、どこかあわだたしい日々が続いていました。 夏至を迎えて、これからは少し落ち着きを取り戻し 雪山の上に浮かぶポリアフのように俯瞰した視点を持って 心穏やかに過ごしていきたいと思います☺️
Categories: スピリチュアルライフ , 沼島暮らし |
投稿者 arciel |
13:48 |
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05
6月 2018
Crystal Moon
07
白い磁気の鏡
KIN 118
土曜日の夜、沼島観光案内所 吉甚 の主催する星空観察会に行ってきました。
今回初めて開催された、海辺での星空観察会。
沼島は人工の明かりが少ないので、都会よりも星が見えやすいのですが、
家の近くは住宅が多くて夜空全体を見渡すことはなかなかできません。
遮るものが何もない海水浴場は、まさにうってつけの場所です♪
19時に海水浴場に着くと、今まさに夕陽が沈もうとするところでした。
夕焼け空に最初に見えた星は金星。
講師の野田富士樹さん(南あわじ地学の会代表)のハンドメイドの望遠鏡をのぞくと、
キラキラと宝石のように輝く金星が見えました!
望遠鏡から見えた金星。
ヴィーナスの名の通り、きらめくような光を放つ美しい惑星でした☆
日が沈んで空が暗くなると、徐々に見えてくる星も増えてきます。
南の空には木星が見えてきました。
望遠鏡で見ると、木星の4つの衛星が串刺しのように一直線に並んでいるのが見えます。
きれいに整列した木星と4つの衛星。
これらの衛星はガリレオ衛星というそうです。
この木星の近くに青白く輝く星がありました。
それが乙女座のスピカだと野田さんから聞いて、思わず感激☆
静かな青い光を放つスピカ。
というのも、私は「スピカ」に特別の思い入れがあるのです。
2005年にハワイ島に行った時に、瞑想中にベイビースピリットからメッセージが送られてきました。
そのスピリットに名前を尋ねると「スピカだよ」と答えてくれて、
スピカって聞いたことがあるけどなんだっけ?と思っていたら
マウナケア山での星空観測中に、「あれが乙女座のスピカです」と隣の団体の人が話していたのが聞こえたのです。
それから3年後の2008年、息子がお腹にいた時はずっと「スピカ」と呼んできました。
そして、太陽が獅子座から乙女座に入った直後に息子が生まれてきたことから、
やはりハワイ島でメッセージを送ってくれたのは息子のスピリットに違いない!と確信したのです。
(もちろん、息子に聞いてもそのことは全く覚えていないのですが^^;)
さらに木星の少し上にはアルクトゥルスがありました。
淡いオレンジ色に輝くアルクトゥルス。
この光は、見ているだけで癒されるような感じがしました。
もう少し時間が経つと、土星も見えてくるそうです。
他にも、蟹座や獅子座、かみのけ座なども教えてもらい、
望遠鏡で覗いたら蟹座は本当に蟹の甲羅のように星が密集していて面白かったです♪
あっという間に2時間が経ち、21時過ぎに今回の観察会は終了。
何気なく眺める星空も、惑星や星座の名前や位置がわかるとすごく楽しいです。
残念ながらUFOは見えませんでしたが(笑)、人工衛星がスーッと移動する様子は見えました。
季節や時間によって見える星が変わってくるので、ぜひまた第二弾も期待しています!
素敵な観察会を開催してくださった野田さん、吉甚の皆さん、どうもありがとうございました☆
*3枚目から5枚目の写真はAyaちゃんによる撮影。Thank you!
Categories: 沼島暮らし |
投稿者 arciel |
17:57 |
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29
5月 2018
Spectral Moon
28
青い共振の猿
KIN 111
5月18日〜20日まで、ドイツ人のお客様が我が家にいらっしゃいました。
外国人の友達が家に泊まってもらったことはありますが、
全く面識のない方をお迎えするのは初めて。
ドキドキでしたが、淡路島での対面式でジャクリーネさん(通称ジャッキー)と初めてお会いし、
沼島の我が家で夕食をご一緒しながら少しずつ打ち解けていきました。
ジャッキーさんは日独青少年教育指導者セミナーのプログラムで初来日され、
2泊3日のホームステイを挟んで全2週間を東京や神戸、淡路島で過ごされます。
幼稚園で保護者のための教育をしているというジャッキーさん。
そうした教育者を置くシステムは日本にはまだないと思いますが、
とても素晴らしいことだと思います☆
ぜひ日本にもこの仕組みができるといいな♪
ジャッキーさんには2人の小学生のお嬢さんがいらっしゃることから、
お互いに学校情報を交換しあい、ドイツの教育制度についても伺うことができました。
ドイツには飛び級制度があって、
10歳のお嬢さんも2学年上に飛び級し、科学のコースに進んでいるとのこと。
宿題は家ではなく放課後に学校でする、
学校での部活というものはなく私費で習い事をさせる、など日本との違いにも驚き!
ちなみにジャッキーさんのお嬢さんは乗馬を習いにポーランドまで通っているそう。
ポーランド人はドイツ語を話せる人が多くて、お互いに行き来が盛んだそうです。
なんて羨ましい隣国関係♡
ジャッキーさんが住む町、フランクフルト(オーダー)の小冊子。
ポーランド国境沿いの比較的小さな町だそうです。
翌朝は小雨が降っていたので、車で淡路島巡りをすることにしました。
メインの目的地はアート山大石可久也美術館 。
ここは私たちが大好きな美術館で、ジャッキーさんをぜひ案内したいと思っていたのです。
着いた頃にはちょうど太陽も顔を覗かせて、青空も見えてきました。
ジャッキーさんもこの緑豊かで落ち着いた美術館をとても気に入ってくれて、
一つひとつの作品をじっくりと鑑賞し、
来館者ノートにドイツ語でメッセージも書いてくれました。
メッセージを書くジャッキーさん。
後で知ってとても驚いたのですが、
まさにこの日(5月19日)の朝、
大石可久也先生が天にお還りになったのです。
その時の私たちは知る由もなかったのですが、
いつにも増して穏やかで平和的な空気が
美術館全体に流れているように感じられました。
もしかしたら、訪れる私たちを
大石先生の魂がいつものように笑顔で迎えてくれていたのかもしれません。
アート山大石可久也美術館は、私たちが初めて淡路島に遊びに行った時に訪れた場所。
大石先生はいつも気さくに声をかけてくれて
力強く握手してくれました。
あまりにもこの美術館が気に入った私たちは
何度も何度も淡路島に足を運び、
ついには淡路島に引っ越しするまでになりました。
今の沼島での生活も、この美術館がなかったらありえなかったかもしれません。
私たちの人生の転機のきっかけを与えてくれた
本当に大切な美術館。
その場所を、ジャッキーさんと一緒に
ちょうど大石先生が光に還られた日に訪問していたなんて…
大石先生、素晴らしい作品と美術館を残してくださってありがとうございました。
ご冥福を心よりお祈りいたします。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
翌日はお天気にも恵まれ、
ジャッキーさんと沼島を散策することができました。
沼島が国生み神話の舞台、おのころ島と言われているということを知って、
「日本にそんな素敵な神話があるなんて!」と驚いていたジャッキーさん。
ドイツには国生み神話のような話はないので、とても印象に残ったそうです。
沼島のこうろく池をバックにジャッキーさんと♡
短い間でしたが、ジャッキーさんととても貴重で豊かな時間を過ごすことができました。
この出逢いに感謝です☆
Vielen Dank, Jacqueline!
Categories: アート , 沼島暮らし |
投稿者 arciel |
16:39 |
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