KIN 76
春の畑とハーブ
春休みが終わって新学期が始まり、私たちの沼島生活も4年目に突入しました。
引っ越し好きな私たちにとって、同じ場所にこんなに長く住んでいるのは初めてのこと!
息子が小学校に通っているためもありますが、ここ沼島は思った以上に住みやすいのです。
離島というと、相当不便な生活をしているのでは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、
ネット環境が整って宅配便も普通に届く現在は、とりわけ不便を感じることはありません。
むしろ、淡路島からわずか10分汽船に乗るだけで
ほとんど車が通らない異国気分を味わえるのがなんとも面白いです♪
そして気温が暖かくなって虫もまだ少ない今は、絶好の畑日和。
週末には畑に行って雑草を抜いたり種まきをしたりしているのですが、
今年はイノシシによる畑の被害が半端なく、あちこちで穴が掘られています。
特に山は被害が多くて、こんな大きな穴がボコボコと。
ブルドーザーのようなイノシシの力の凄まじさを実感します。
もともと沼島にイノシシはいなかったのですが、数年前に淡路島から海を渡ってやってきた様子。
しかも一頭ではなく、子連れの親子のようです。
うちがお借りしている山の畑にもイノシシはやって来ていますが、
芋類を植えていない上、元気なのはミントやゼラニウムといったハーブばかりなので作物の被害は皆無。
それなのに抜いた雑草の山にしょっちゅう穴が掘られているので↓
完全に遊び場として使用されているようです^^;
先日も雑草を抜きに畑に行ったら、なんだか動物の糞のような匂いが…
きっとこれはイノシシの落し物に違いありません!
でも、これこそ自然な堆肥だから、畑にとってはいいのかも。
ちょうど梅の木のすぐ下がイノシシくんのお気に入りスポットっぽいので、
梅の木にとってはいい栄養になりそう♪
できれば排除する方向ではなく、互いに距離を保ちながらうまく共生できるといいな。
もう一つお借りしている畑は、住宅地の間にあるのでイノシシの被害はありません。
ただ、完全無農薬・無肥料の自然農(という名目のほったらかし農業^^;)でやっているので、
相当生命力のあるものでないと育ちにくいのです。
伸び放題になっていた雑草を抜いたら、元気な姿を見せてくれたのがやはりハーブたち。
3年前に種から植えたタイム。
レモンバームは、畑のあちこちに飛び火してワサワサ生えています。
同じように種まきをして、
ハーブたちは雑草に負けずどんどん勢力を増しているのに
野菜はなかなか大きくならない。
この違いは一体!?
私たちがお借りしている畑は、近くに水道の蛇口がないので水やりができません。
自然の雨に頼るしかないので、きゅうりなど水を多く必要とする野菜は特に育ちにくいようです。
それにしても、雑草やハーブは人工的に何もしなくても元気いっぱいなのがいつも不思議。
それならば、このハーブのチカラをいただくに限ります☆
摘みたてのレモンバームに熱湯を注いでハーブティーにしたら、
とても爽やかないい香りで気分もリラックスします。
レモンバームの効能を調べてみると、
消化促進・抗菌作用・抗うつ作用があり、頭痛やアレルギーにもいいのだそう。
ヨーロッパでは「長寿のハーブ」と呼ばれているとか。
これはぜひ飲まなくちゃ♪
(参考:レモンバームは若返り・長寿のハーブ、頭痛・ストレス・花粉症にも)
近くに来られる方でレモンバームが欲しいという方、苗をお分けしますのでお声かけくださいね。
一株でどんどん増えるのでとても頼もしいハーブです^^
Categories: 沼島暮らし | 投稿者 arciel | 16:53 | コメントはまだありません