12
1月 2012
Resonant Moon
03

黄色い共振の種
KIN 124


KIN 124
運命と自由意志
先日DVDで観た「アジャストメント」。
マット・デイモン主演で「ボーン・アルティメイタム」の製作スタッフとのことだったので、
ハラハラドキドキのアクションを想像していたら意外や意外。
運命について考えさせられる、深くもロマンティクな映画でした!
原題は「The Adjustment Bureau(運命調整局)」。
「運命の書」に書かれた通りに人間の運命を導き監視する男たち(超越存在)と、
その運命に逆らい、自らの自由意志を貫こうとする主人公。
この構図が、占星術での星の働きかけと個人の自由意志との関係に通じるものがあり、
とても興味深い内容でした。
果たして運命の流れは自由意志で変えられるのか?!
占星術と向き合う際に私が感じていることは、
星の働きかけ(運命)は避けられないものの、
それを自分の意思によっていかようにも活かせるのが人生のダイナミズム。
いわば自由意志は錬金術のように星のエネルギーをクリエイティブに変容させて、
一人ひとりユニークなオリジナルの人生を作り上げていくのだと思います。
フィリップ・K・ディックの短編小説を原作とするこの映画、
おそらく20世紀に作られたとしたら全く違う結末になっていたのではないでしょうか?
2011年に製作されたからこそ、この結末が選ばれたのだと思います。
この流れが、2012年はもっと加速していく予感・・・!
まだ観ていない方にぜひおすすめします☆
Categories: 占星術, 映画 | 投稿者 arciel | 16:08 | コメントはまだありません