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おのころクルーズと下立神岩

arciel on 12月 30th 2021

今月中旬、沼島100年計画の主催で「おのころクルーズ研修会」を開催しました。

ブラタモリ」で沼島が紹介されてから、
ありがたいことに沼島の観光客が増えて、おのころクルーズも連日盛況でした。
そこで沼島に暮らす私たちも沼島のことをもっと知りたいと、
以前沼島中学校で行われていた「沼島を知る活動」の島民版を行うことに。
第一回目の今回は、観光案内所の小野山さんを講師に招いて
おのころクルーズ研修会を行いました。

私自身、おのころクルーズに参加するのは今回で4回目。
沼島を漁船でぐるりと一周する10kmのクルーズは、
その日の天気や季節などで印象が変わるため、
何度体験しても新鮮な発見があります✨

お天気に恵まれたその日、14名の参加者が甚栄丸に乗り込みました。

小野山さんの親しみやすい解説が、沼島の風景とマッチして
とてもアットホームなクルーズが始まりました。

私の大好きな古水の浜。
縄文時代の土器片が発見された古代からの浜です。
数年前まで山道から行くことができたのですが、
今は草木が生い茂ってかなりの難所に^^;
かつてはウミガメの産卵地でもありました。

下立神岩。
この日は夕方のクルーズだったので、太陽に照らされて白く美しくたたずんでいました。
上立神岩は男性性(イザナギノミコト)を表し、
下立神岩は女性性(イザナミノミコト)を表すと言われています。
2014年のクルーズで撮った立神岩と比べると、はるかに美しさが増しています✨

黄泉の国につながっていると言われている洞窟、穴口。
炎の神カグツチの出産後亡くなったイザナミを
イザナギが連れ戻そうとして降りていった黄泉の国。
その神話の通り、この先に行くと戻ってこれなくなりそうな独特の雰囲気があります。

平(ヒラ)バエ。
イザナギノミコトとイザナミノミコトの八尋殿と言われています。
ここから様々な神様が誕生したと伝えられる、とても神聖な場所です。
毎年旧暦の3月3日に漁船がこの周りをぐるぐると回る平バエ祭りが行われます。

沼島のシンボルの上立神岩。
イザナギノミコトを表しているとも、天の沼矛、天の御柱とも言われます。
上立神岩の天を貫くような堂々とした姿と、
下立神岩の丸みを帯びた優しい姿はやはりとても対照的。
沼島にこの二対の神聖な岩が存在するのが本当に貴重なことと感じます✨

今回改めて感じたのが、下立神岩の美しさ✨
1854年の大地震と津波で上半分が割れてしまい、
残っているのが下の部分だけということもあって
上立神岩に比べると目立たないのですが、
陸上からはその姿が見えないというのが神秘的で
拝めた時の喜びはひとしおです。
下立神岩に光が当たれば当たるほど、
沼島の(ひいては日本の)男性性と女性性のバランスが整っていくような感じがします💓

沼島にお越しの際は、ぜひおのころクルーズで沼島を海から感じてみてくださいね♪

今年も残りわずかとなりました。
どうぞよい年をお迎えください✨


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沼島の下立神岩

arciel on 7月 1st 2014

昨日、お友達が誘ってくれて
沼島(ぬしま)を漁船でぐるりと周遊する
おのころクルーズ」に行ってきました。

淡路島の離島、沼島に行くのはこれで4回目。
沼島を歩いて上立神岩を見に行ったことは2度あるのですが、
それとペアの(と感じられる)下立神岩を眺めたことはなく、
一度見てみたいと思っていたところでした♪

nushima1
漁船に乗っていざ出発!

nushima2
沼島の植物を見ると、なぜか無性にワクワクしてきます。
ここは縄文時代後期の土器片が発見されたという古水の浜。

nushima3
空には龍のうろこのような雲がありました。
うろこの下には龍の頭にも見える雲が☆

nushima4
見えてきました!これが下立神岩です。

nushima5
ぶつかりそう〜!と思うほど、漁師さんがぐぐっと船を寄せてくれて
かなりアップで見ることができました。

下立神岩は、以前はもっと高い岩だったそうですが、
1854年の大地震と津波で割れてしまい、現在は下の部分だけが残っています。
でも、この岩から感じられたのは
とても豊かなあたたかさと優しさでした。
すべてを包み込み育む母性そのもののようです。

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岩には「亀の手」と呼ばれる貝がびっしり☆

nushima7
石英のような白い岩もところどころに混じっていて
それがまた優しさを感じさせます。

下立神岩のエネルギーがとても豊かで穏やかだったので
しばしぼーっとしてしまいました。
マザーアースに通じる母性の包容力そのものでした。

少し進むと、断崖の下に洞窟(穴口)が見えました。
nushima8

この洞窟は今回の漁船では入ることはできないのですが、
少人数用の小さな漁船だったら中に入ることもできるそうです。
とても神秘的な雰囲気でした。

nushima9
上立神岩が見えました!
島内から眺めるのとはまた違う印象です。
まるで亀がぐぐっと頭を上に伸ばしているかのよう。
ネイティブアメリカンが空に祈りを捧げているようにも見えます。
下立神岩が女性・母性だとしたらこちらは明らかに男性。
悠々たる父性を感じさせます。
空にはやはり龍のうろこ雲がたなびいていました。

nushima10
沼島の北端、鞘型褶曲(さやがたしゅうきょく)のある場所にやってきました。
海岸からだとわかりにくいのですが、真ん中の丸みを帯びた岩に
一億年前に地殻内部のひずみで地層が曲がった様子(地球のシワ)が見えます。
ここを渡った島内に迫力ある鞘型褶曲があるそうなので
今度はぜひ間近に見てみたいです!

nushima11
沼島のエメラルドグリーンの海。

太古の自然、生きている地球の躍動感が感じられる沼島。
今回のクルーズでますます沼島の魅力にはまってしまいました☆
ここには「日本」という枠組みを越えた
普遍的な何かがあるように感じます。

写真
沼島の上空にはいつも鳥が気持ち良さそうに旋回しています。
龍の雲と鳥たちに見守られた今回のクルーズは最高でした☆
沼島と淡路島の奥深さはまだまだ計り知れず、
これからもっと体験していきたいと思います♪

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沼島クルーズと岩場めぐり

arciel on 3月 16th 2017

12日の日曜日(満月)、南あわじ地学の会会長の野田富士樹さんが案内してくださるツアー「沼島の海上周遊と地質散歩」に参加してきました。

まずは2つのグループに分かれて船に乗り込み、沼島クルーズへ。
この日は快晴で3月にしては珍しく風も少なく、絶好のクルージング日和です♪


左手に見えるのが下立神岩。
陸地からは見えないため、普段はなかなかお目にかかれない貴重な岩です。


かつての下立神岩はこんな姿をしていました。
1934年の室戸台風で崩れ落ち、現在は下の岩だけが残っています。
上立神岩が男性性を表すとすると、下立神岩は女性性の岩。
そしてその間にはイザナギ様とイザナミ様が夫婦の契りを結んだと言われる平バエがあります。


平バエは沼島で最も神聖な岩とされていて、旧暦3月3日には何隻もの漁船が平バエの周りを3周して神事を行う平バエ祭りも行われています。


沼島のシンボル、上立神岩。
真下から見ると真ん中のハートの辺りが緑石片岩でできているのがよくわかります。
ハートチャクラの緑色と見事に対応しているのが神秘的☆


真横から見ると、鷲が空を見上げているようにも見えます。
自然にできたものとは思えないほど彫刻的な造形です。


海鵜(うみう)がちょこんと一休みしている岩がありました。
白くなっているのはなんと鳥のフンとのこと!
海鵜が越冬して渡ってくる冬場だけこのように白くなるそうです。


今回のクルーズで初めて気づいた印象的な浜。薬師浦と呼ばれているそうです。
疫病にかかった島民がこの浜の薬草で助かったことから、薬師と呼ばれているとのこと。
とても穏やかで優しい浜。陸からも降りて来られるそうなので、今度ぜひ行ってみたいと思います♪


沼島北端の黒崎と呼ばれる海岸。
ここは1億年前の地殻内部の動きががわかる、鞘型褶曲 (さやがたしゅうきょく)が見られるところです。


フランス、カナダと沼島だけしか発見されていない、世界でも珍しい同心円状の鞘型褶曲。
今回は海岸に降りなかったので、2年前の夏に接写した写真がこちらです↑

お昼休憩をはさんで、午後は海水浴場の先の岩場まで歩いていきました。


そびえ立つ巨大な岩壁。


岩場によじ登る息子。


ほんの半年前まで洞穴だった場所は、岩が崩れて入れなくなっていました!
月日と共に岩も島も変化していくのを目の当たりにしました。


縞模様の小褶曲について説明してくれる野田さん。

今回のツアーで初めて知ったのですが、沼島の岩石はすべて1億年前頃にできたものなのだそう。
鞘型褶曲だけかと思っていただけに、今回のお話は新たな発見でした☆

知れば知るほどロマンを感じる岩石のお話。
沼島の岩場を巡りながら地殻のダイナミックな働きを感じることができました。
小さい島ながら、沼島はまだまだ奥深い魅力に溢れています。
案内してくださった野田さん、どうもありがとうございました☆

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