島暮らしの必需品

沼島を散策していると、あちこちで目に入る手押し車。

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水色の車が定番なのか、一番よく見かけます。

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2台並んで置いてあるのがなんとも可愛らしい^^

自動車の入らない島暮らしでは、船を降りたら港から荷物を運ぶのに
この手押し車があるとないとでは大違い。
私もかねがね欲しいと思っていましたが、どうやら皆さん手作りされているようで、
ホームセンターなどのお店で見かけたことはありません。
なので、この1年間ずっとコンパクトな台車でやり過ごしていました。

ただ、箱形になっていない台車では、荷物がすぐにずれ落ちてしまいます。
ほんの少しの道の段差で荷物のバランスが崩れるので、
港から家までの荷物運びにはいつも若干のストレスを感じていました。

そんなある日、amazonのベージを開いたら、
アウトドア用のキャリーカートが目に飛び込んできました!

ロゴス キャリーカート (悪路OK) ストライプ キャリートラック(オレンジ) 84720711
B00RIICS5C

これは・・・まさしく私が必要としているもの!
この運命の出会い(?)に大興奮し、早速注文することに。

届いたキャリーカートは予想以上に特大でしたが(汗)、
折りたたみもできるし、量を気にせず荷物をガンガン運べるので大助かり☆

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耐荷重80kgなので、重い物も遠慮なく積めるし、
軽く引っ張るだけでスムーズに動いてくれるので
毎週届くコープの荷物もこれで楽々運べるように。やった〜♪

先日は淡路島への買い物に行く際に、愛車ミラジーノにも乗せてみました。
折りたたんでも巨大なため、後ろの荷台には積めませんでしたが(汗)
後部座席の足元には置くことができました。
これで買い出しやアウトドアにもバッチリです☆

引っ張っていると「犬を乗せているの?」と覗き込む人もいるくらい。
確かにペットや小さい子どもも乗せられそう??
雨風に当たると錆びてしまいそうなので、普段は折りたたんで屋内に片付けています。
島暮らしに欠かせないキャリーカート、これから末永く愛用したいと思います*^^*


Categories: 沼島暮らし | 投稿者 arciel | 12:35 | コメントはまだありません

卒業式

沼島に引っ越してから、早いものでもうすぐ丸1年が経とうとしています。
ここに越してきて一番の生活の変化は、
地域の子どもたちと関わる時間が圧倒的に増えたこと。

昨年小学校に入学したのは息子一人だったので、
他の学年の子どもたちは同級生のように仲良くしてくれました。
放課後子ども教室を担当し、家にもよく遊びに来てくれたので
夕方はほぼ毎日のように子どもたちと接するようになりました。

そして昨日は沼島小学校の卒業式。
6年生の5人が小学校から巣立って行く日です。

これまで、個性豊かで自由奔放な6年生にしょっちゅう振り回されている感がありましたが^^;
とても賢くて細かいところによく気がつく、
大胆ながらも優しさと繊細さを持ち合わせた彼らは、
私のこれまでの「常識」を、いい意味で壊してくれた素晴らしい存在です☆

感無量で胸が一杯になった卒業式を終え、
記念撮影をしてお別れ。
・・・と思ったら、夕方また大勢で遊びに来てくれました。
ほんとに、なんてあったかい子どもたちなんだ〜!

この一年、本当にありがとう。
中学校に行っても、また時々は遊びにきてね♪


Categories: 沼島暮らし | 投稿者 arciel | 11:00 | 2件のコメント

塩蔵わかめ作り初体験☆

3月に入ると、沼島のあちこちでわかめを加工する様子が見られます。
昨年3月末に引っ越してきた時は、わかめ加工はほとんど終わっていて見ることができなかったのですが、
今回近所の方が声をかけてくださって、私も初めて塩蔵わかめ作りにトライしてみました。

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漁師さんが収穫したばかりの天然わかめ。
なんと、たった2時間で30〜40kgも収穫するそうです!

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このわかめを薪で煮立てた海水でぐらぐらゆでます。
この番をしていると、口の中が一日中塩辛くなるのだそう。
私も近くで作業していたら、ほんの数時間で口の中がしょっぱくなりました^^;

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ゆでると焦げ茶色のわかめが鮮やかな緑色に変わります。
ゆであがったわかめは井戸の水で洗って冷まし、茎の部分を手で取り除きます。

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取り除いた茎の部分はきれいな抹茶色☆
茎煮の作り方を教えてもらったので、後で作ってみました♪

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茎を取り除いたわかめに塩を加えてもみます。
すると、すぐに水っぽくなってきました。

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ここに蓋をして重石をのせます。
適当な蓋がなかったのですが、近所の方が板をのこぎりで切って即席で蓋を作ってくださり、近くの漁師さんも20kgの鉛のおもり(!)を貸してくれました。
なんてありがたい〜☆
こうして一晩置いて水を出すのだそうです。

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翌朝、上がってきた水を捨ててわかめをざるにあげ、
重石をのせてもう一晩水を抜きます。
完全に水分を抜き切らないと腐りやすくなってしまうのだそう。

翌日、さらにわかめの水分を抜くために、塩をまぶした後で脱水機に30分ほどかけます。
前日が雨だったので、まだ若干水分が残っているわかめはこうして外に干されていました。
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水分が抜けたわかめに仕上げの塩をまぶして袋詰めし、
ついに塩蔵わかめが完成!

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このラベルはご近所の方から分けていただいたものですが、
皆さん各家庭でオリジナルのラベルを作っているのだそう。
私も来年はマイラベルで作ってみようかな♪

初めて挑戦したわかめ作りは、おしゃべりしながら手を動かせるので
とても楽しい経験でした☆
一度作ると、またどんどん作りたくなる魅力があります。

教えてくださったご近所さんも、最初は10kgから作り始めて、
親戚やお知り合いに送っているうちにどんどん作る量が増えてきたのだそうです。
わかめやひじきを送ると、「春が来たね」と季節を感じてもらえて嬉しいとも^^

沼島の天然わかめ、今のところお土産として売っているところはないのですが
そのうち吉甚などで販売できるようになればいいなぁ〜*^^*


Categories: 沼島暮らし | 投稿者 arciel | 11:57 | 2件のコメント

個性豊かな離島たち

最近、離島に関する話題をよく目にするようになりました。
一つは沼島総合観光案内所「吉甚」に置いてあったカラフルな新聞。

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離島経済新聞社の「ritokei(リトケイ)」。
なんと、有人離島の専門新聞でした!
時々吉甚に送られてくるそうで、全国の配布所でもらえば無料で読むことができます。

最新号の「ごあいさつ」には
「6,852島の「島」からなる島国・日本には、
本土(北海道・本州・四国・九州・沖縄本島)をのぞく418島に人が暮らしています。」
とありました。

日本にそんなにたくさんの島があったことも初めて知りましたが、
有人離島だけで418もあるというのも驚きです☆
リトケイには日本全国の離島のニュースや話題、離島に縁のある人の声などが載っていて
日本の離島の多様さに気づかされました。

そして年明け1月3日付けの朝日新聞。
日曜版のGLOBEの特集は「島国の島々」で、全国各地の離島が写真とコメントで紹介されていました。

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北海道から沖縄までの離島の特色や様々な取り組みが紹介されています。
ちなみに表紙の写真は沖縄県南大東島のゴンドラ。
地形上大型船の着岸が難しいため、クレーンでつり上げられて乗降するそうです@_@

私も今はれっきとした離島民ですが、元々離島には全く縁のない生活をしてきました。
新潟市に生まれ育った私が最初に離島に興味を持ったのは小学生の頃。
教室に貼られた新潟県の地図をぼんやり見ていたら
佐渡の北にある粟島という小さな島が目に入り、
「こんなところにも人が住んでいるんだー」と印象に残ったのを覚えています。
当時は人が少なそうという程度のイメージしかなかったのですが、
「小さな島」は私の中に小さな足跡を残していきました。

20代の頃によく読んでいた池澤夏樹の小説(『南の島のティオ』や『マシアス・ギリの失脚』など)は島が舞台の話が多く、リトケイのweb新聞で池澤夏樹のインタビューを見つけたときは嬉しくなりました*^^*
私の離島への親しみや憧憬は池澤夏樹の小説で育まれてきたのかもしれません。

その後、沖縄の宮古島、座間味島、西表島、石垣島など旅をしてきて、
自分はコンビニもないような小さな島が特に好きだと気づきました。
そして今、実際にコンビニのない小さな島に住んでいます(笑)

こんな本も見つけました。
サンカクノニホン―6852の日本島物語 (シリーズ・自然 いのち ひと)
伊勢 華子
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日本の島々がすべて手描きの○で示されている、ユニークな写真絵本です。

日本の最極東の島(こんなところに島があったの?とびっくり)。
たった一人の小学生の島。
一家族だけが住んでいる島。
地図に載っていない島もあるそうで、知れば知るほど興味が湧いてきます。

海で区切られた島は全体が把握しやすくて
道路続きの陸地とは違う時間が流れています。
人口に対する自然の比率も大きいから
常に自然に包まれている感覚。
それがとても大きな安心感を与えてくれます。

私も今年はあちこち離島巡りをしてみたいと思います。
新潟の粟島にもぜひ行ってみたい♪
(おそらく、多くの新潟県民は粟島に行ったことがないんじゃないかな)

近くて遠い離島。だからこそ、面白い☆

Categories: 旅行, 沼島暮らし | 投稿者 arciel | 10:24 | コメントはまだありません

沼島の塩と初日の出☆

2016年が明けて一週間が経ちました。
明けましておめでとうございます☆

先月のクリスマスは38年ぶりに満月と重なって、とてもパワフルなクリスマスでしたね!
この日、バーベキュー会を開いて下さったMさんが沼島の海水で塩を作るというので
私も初めての塩作りに挑戦することにしました。

そこで長靴に履き替え、空きペットボトルを持って夜の海水浴場へ。

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海水場から見えた満月☆

輝かしい満月に見守られる中、海に入ってペットボトルに海水を集めます。
でも、ペットボトルよりも長靴に流れ込む海水の方が多いんじゃないかっていうくらい、長靴の中はタプタプ。そして冷たい〜!
Mさんに手伝ってもらって、なんとか2リットルの海水が汲めました。感謝☆

そして年末、いよいよ塩作りにトライ☆
満月に汲んだ海水を七輪で煮詰めること丸半日、
日も暮れた頃にようやく塩の結晶が見えてきました。
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フィルターで漉してできた沼島産の塩とにがり。

2リットルの海水からできた塩は約100g。
七輪と炭でひたすらじっくり煮詰めた分、時間がかかったけど
思ったよりたくさんの塩ができて嬉しい♡
それにしても、スーパーで数百円で塩が売られているのが信じられないくらい。
塩一つ作るにしても、すごい手間と時間がかかるものですね!

出来立てのにがりをお風呂に入れたら、
全身の細胞がスッキリと整った感覚が。
新年を迎える前のパワフルな浄化になりました☆

翌日の元旦の朝は、初日の出を見るために上立神岩へ。

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7時少し過ぎた頃。太陽が空を紅く染め始めました。

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ピンクがかった空には、まだ月も見えています。

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刻々と空が変化する中、UFOみたいな雲が朝日の中に吸い込まれていきました。

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その直後、完璧な調和が感じられました。
海も空も人間もすべてが一つに溶け合うような・・・
とても神秘的な瞬間でした。

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そして朝日が強く輝き出した途端に、いつもの日常の感覚が戻ってきました。

完全な調和にあったあの瞬間は、ゼロポイントにあったのかも。
個々のエネルギーがすべてが美しく調和して、一つとなった一瞬。
その瞬間を味わえたことが、新年のご褒美のようでした*^^*

2016年が調和に満ちた一年となりますように☆
今年もよろしくお願いします^^

Categories: 沼島暮らし | 投稿者 arciel | 10:35 | コメントはまだありません

アダマのホリデーシーズンのメッセージ

冬至の今日はいつもとは違う朝でした。

我が家のすぐ近くにある廃屋が、とうとう解体されることになったのです!
引っ越してからずっと気がかりだった、今にも倒れそうな廃屋。
強風が吹く度に、ミシミシと音がするのも心配でした。
それが今日、ようやく解体されるのです(≧▽≦)

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今朝の解体前の廃屋。
ここに重機が入り、ものの数分で廃屋がつぶされていきました。

見に来られた近所の方がおっしゃるには、
この廃屋を解体してほしいと市にお願いしたのは7、8年前とのことだそう。
なんと、7、8年越しでようやくこの解体が実現したのです!

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お昼にはほぼ廃屋がなくなり、太陽の光もまっすぐ届くようになりました☆

このすがすがしさといったら!
長年詰まっていたものが一気に流れ出したような、何とも言えない爽快感がありました。
年内に解体が行われて本当によかった☆

ちょうど数日前に、Telos Worldwide Foundationより
シャスタ山の地下に存在する光のレムリア都市「テロス」の
大神官アダマによるホリデーシーズンのメッセージが届きました。
これまでのメッセージとは異なる、どこか力強いエネルギーが感じられます。
日本語に訳しましたので、ぜひ読んでみて下さい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私はアダマ。あなた方の心を見守る者です。

永遠なる光の子どもたちよ、
私は特別な目的をもってあなた方の元へやってきました。
それはあなた方の中にある素晴らしい記憶を呼び起こすということです。
その記憶が活性化されると、あなたとあなたの周囲のエネルギーが変化します。
一年の中でも今の季節は、光と愛を祝う特別な時期に当たります。

幼心にサンタクロースを信じていた子どもの頃を思い出してください。
あなた方の心は喜びに溢れていました。
誰もがワクワクしながらクリスマスを待ちこがれていて
魔法のような期待感でいっぱいでした。
そのエネルギーを覚えていますか?

レムリアの心を持つ者たちよ、
このワクワクするようなエネルギーは今も存在しています。
豊かさと喜びと愛の世界に生きることを信じるすべての人の心のおかげで、
そのエネルギーは生きているのです。
小さな子どもたちに目を向けて、その瞳に宿る奇跡に気づいてください。
このホリデーシーズンに、新たな感覚で物事を感じてみることをお勧めします。

あなた方の社会に現在存在するシステムは、この季節の意味をゆがめてしまいました。
人生に魔法を見つけ出し、奇跡を生きてください。
クリスマス商戦に乗せられて買い物をする時は、自分が何を選択するのかを意識してください。
この買い物で誰が利益を得るのでしょうか。
この茶番であなた方の心は満たされますか?

光の柱の者たちよ、あなた方は人の心の本当の価値を取り戻すために転生しました。
勇気を出して挑戦してみませんか?
こうした買い物はすべて、あなたの心の奥底で感じることに見合っているでしょうか。
集合無意識に従う人たちの噂話や判断からあえて抜け出そうとする人はいますか?

あなたの心に意識を向けて、
あなた自身の価値観や直感や創造性に沿って、このホリデーシーズンを過ごすことをお勧めします。
人生と宇宙の素晴らしい魔法でクリスマスを新たに創造してください。

私が12月にこの話をするのには理由があります。
愛しい子どもたちよ、あなた方の心は新しい地球の聖杯なのです。
この聖杯はあなた方がこれまでに夢見たことのすべてを
あなた方に与えたいと望む宇宙全体につながっています。
本当のサンタクロースとは宇宙のことです。
このイメージをあなたの心の片隅に抱くことができますか?
あなたの心はこの真実を歓迎する準備ができていますか?
この真実が信じられなければ、あなたの心はそれを受け入れることができないということを知ってください。

2016年は、一なる意識がその子どもたちのために準備してきたエネルギーが特別に高まる年となります。
地球の子どもたちよ、
自分の態度や行動や言葉によって自分自身の真実を宣言しながら
12月の1日1日を過ごして準備してください。
勇気を持って変化をもたらし、人類の解放に参加してください。

私はアダマ。常にあなた方を見守る者です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

素晴らしいクリスマスと年末年始をお迎えください☆
Happy Holidays!

Categories: スピリチュアルライフ, 沼島暮らし | 投稿者 arciel | 14:43 | コメントはまだありません

沼島八幡神社の秋祭り

11月3日、沼島八幡神社で秋の大例祭が行われました。

前日の夜、宵宮に行ってみると
小学6年生の女の子たちが巫女の舞を舞っていました。

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沼津宮司のお話では、巫女の舞は先輩から後輩へと
子どもたちが教えて伝えていっているのだそうです。
先輩の中学生たちがあたたかく見守る中、
いつもの元気いっぱいの子どもたちが、
神妙な面持ちで真剣に舞っている姿を見て感動しました☆

そして3日当日。
巫女の舞などのご神事が行われた後は、いよいよお神輿の登場です。

神輿にご神霊を移す儀式を初めて拝見したのですが、
ご神霊が近づくとその周りの雰囲気がパーッと一掃され、
ご神霊が移った神輿はズン!と存在感が増すのがはっきりとわかって驚きました。
実際、神様がお移りになった後では神輿が重くなるそうです。

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淡路島と海をバックにした神輿担ぎ。

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神輿は八幡神社をぐるりと3周します。

神社前に戻ってきた神輿からご神霊が神社に戻され、
再び巫女の舞が舞われました。
海上安全と豊漁を祈って、巫女の舞では鯛扇の舞も舞われます。
生きた鯛が本当に扇の上で飛び跳ねているようなこの舞は、
継承されている地域が現在はとても少なくなっているそうです。
沼中Music Band班のHPより)

毎年11月3日に行われる秋祭り。
5月4日のお祭りはだんじりも出て盛大ですが、
この秋のお祭りもすぐ目の前で神輿やご神事を見ることができるので
とてもお勧めです。
よかったらぜひ見にいらしてくださいね♪

Categories: 沼島のパワースポット, 沼島暮らし | 投稿者 arciel | 14:09 | 1件のコメント

国生み神話と沼島子ども太鼓

昨日、淡路青年会議所の「国生み体感プログラム」の一環として、
沼島を訪れた50名の外国人の方々に
沼島小学校の子どもたちが「沼島子ども太鼓」を披露しました。

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青空の下、沼島汽船到着に合わせて和太鼓演奏が始まりました。

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堂々と力強い演奏を見せる子どもたち。

曲目は「沼島水軍」「沼島太鼓」「くにうみ」の3曲。
中でも「くにうみ」は、イザナギとイザナミの二柱の神が次々と島を生み出していく場面を太鼓で表現した、とても幻想的な曲です。

国生み神話が子どもたちに生き生きと受け継がれている様子を見ると、
なんだか胸が熱くなってきます。
現在、日本の神話を教育に取り入れている小学校はかなり少ないのではないでしょうか。

「沼島子ども太鼓」の存在を知ったのは、3年前のこと。
大阪から淡路島への引っ越しを決めて
淡路島の幼稚園と小学校の情報を探していた時のことでした。

たまたま目に入った沼島小学校のHPで紹介されていた「沼島子ども太鼓」。
離島で全校生徒10数名という少人数ながら活動を行い、
島外公演にも出かけていると知って、何かとても大切にしたい灯火(ともしび)のようなものを感じました。

こんなすごい学校があるんだー!と感動したものの、
まさか当時は自分の息子がこの小学校に通うことになるなんて、夢にも思いませんでした。

それが3年後に実現して、目の前で息子が子ども太鼓を演奏しているなんて。
現実は本当に不思議でダイナミックです☆

子どもたちの和太鼓演奏を見る度に、
そのときの思いがぐっとこみ上げてきて、深い感動に包まれます。
わずか15分ほどの演奏ですが、もっともっと聴きたいと思うほど。

まだ1年生の息子は太鼓の練習がキツいと弱音を吐くこともありますが、
運動会に続いて二度目の演奏となる今回は、かなり上達しているように見えました*^^*

この素晴らしい伝統がいつまでも受け継がれていきますように☆

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演奏終了後、ルワンダ出身の大学院生ルネさんと交流演奏する息子(ちょっと緊張気味?^^)

Categories: 沼島暮らし | 投稿者 arciel | 14:17 | コメントはまだありません

オーシャンビューの畑が実現☆

4月の終わりからお借りしている山の畑。
春はほとんど何の準備もできないまま、夏野菜の種や苗を植えて
初の自然農(無農薬・無肥料)に挑戦するという、かなり無謀な試みでしたが
少しだけ収穫の楽しみも味わえました♪

比較的よく育ったのはオクラとモロヘイヤ。
ほうれん草とトウモロコシは全滅、
トマトやなす、きゅうりはちょっぴり。
豆類はちょこちょこ。
あと、植えていないけどいつのまにか育っていた里芋。
(これは土地に適応できているだけあって、絶品でした!)

先週は、息子も一緒にサツマイモを収穫してみました。
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そんなに多くはないけど、ほどほどに収穫できてよかった^^
これで小学校の子どもたちと一緒に焼き芋ができそう♪

つい最近まで、山の畑には蚊の大群が押し寄せてくるので
精神的にも肉体的にもかなり辛かったのですが、
ある目的のために、暑さにも蚊にもめげずにできる限り畑に通っていました。
それは「開墾」です!

開墾と言っても、土地を広げるというわけではなく
見晴らしと風通しをよくするために、竹とダンチクを切っていく作業です。

7.26
7月26日の畑。
沼島によく見られる「ダンチク」が生い茂っています。

ある日、畑作業をしていた時に
日々勢いを増しているダンチクを切ってみたら、少し海が見えてきました。
それが夫と私の開墾魂に火をつけたのです!
見晴らしのいい畑を目指して、ひたすらダンチクと竹を切る作業が始まりました。

実際、作業量は夫の方がはるかに勝っていましたが、
私も精神的にはかつてない情熱を開墾に傾けていました。

やればやるほど成果が見られるこの作業。
過去生で開墾していたのかって思うほど、やる気がこみ上げてくるから不思議です。
全身びっしょりと汗をかくので、いいデトックス効果も☆

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8月3日の畑からの眺め。少し海が見えてきました。

秋からは夏に切りためたダンチクをたき火で燃やし、
畑もだいぶスッキリとしてきました。

そしてついに昨日、開墾作業も最終局面を迎えました!
念願のオーシャンビューの畑の実現です☆

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対岸の淡路島もよく見えるようになりました♪

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先週植えた大根とからし菜の芽も出てきて、
ようやく畑のセカンドシーズンがやってきたという感じです。

夏は雑草の勢いに野菜たちが負け気味でしたが、
今回は雑草と野菜の芽の違いが見分けられるようになったので(笑)
もう少し野菜たちに優しい畑にしたいと思います♪
(なにより、これからは蚊が減ってくれるのが嬉しい*^^*)

Categories: ナチュラル&ヘルシーライフ, 沼島暮らし | 投稿者 arciel | 12:01 | コメントはまだありません

太陽と月と鏡

9月も今日で終わりですね。
今月はシルバーウィークがあったせいか、非常に濃厚な1ヶ月でした。

運動会あり、古い友人たちとの再会あり、
大阪夢洲でのL’Arc-en-CielのLIVEあり(夢のようでした☆)・・・と、
毎日が飛ぶように過ぎていき、
今、秋の訪れとともにようやく一息ついているところです。

そんな中、28日のスーパームーンは
世界中が静かに夜空へと目を向ける機会となり、
これからまた一つ流れが変わるような区切りを感じました。

ふと連休中に撮った写真を見ていたら
21日の午後に沼島の海岸で撮影した太陽の光と
28日に家の前で撮影した満月の写真が
そっくりなことに気づきました。

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21日の午後の太陽。

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28日夜の満月。

千切れ雲の間に浮かぶ、にじむような光。

本来はもっと美しく撮れるはずなのかと思いますが(技術不足でスミマセン^^;)
全く違う日時に撮影したのに
双子のような太陽と月の姿が見えたのが印象的です。

お月様は太陽の光を反射して輝いている。
月は太陽の鏡みたいな存在なんだ。

そう思った途端、神社でお祀りされている「鏡」と「月」が重なって感じられました。
神社の鏡には神様が宿られているとされ、
鏡を通して神様と自分が向かい合ってお参りをします。

太陽の光を映し出す月を見て神聖な気持ちになるのは
そんな「鏡」としての姿を見るからなのかもしれません。

太陽は眩し過ぎて直視できないから
月を通して私たちは宇宙に語りかける・・・

20代の頃、仕事帰りの一人の夜道に
月がいつも優しく見守ってくれていたことを思い出しました。
それがどんなに心強かったことか。
今その理由がわかります☆

Categories: インスピレーション, 沼島暮らし | 投稿者 arciel | 11:59 | コメントはまだありません