8月のソーダ水

昨夏、読みたいなと思いつつそのまま忘れてた本を
数日前にたまたま夫が購入していました。

8月のソーダ水』コマツシンヤ

全ページに空と海のブルーが溢れているオールカラーの絵本のようなコミック。
夢の中のようなファンタジックな短編が6話と、
高知新聞に連載されたマンガが掲載されています。

特に好きなのは第5話の「海迎えの日」。
月が大接近して海面が上昇するため
街の人がみんな崖の上の住居へ少しの間移住するというお話。 

夢の中の出来事と目が覚めた後の出来事の境目がありそうでないような
不思議で美しいお話です。

舞台となっている架空の街並みは
エーゲ海のサントリーニ島やミコノス島あたりをモデルにしているそうですが、
この空と海の青さは作者の出身の高知の空と海の色を彷彿とさせます。

↑昨春訪れた土佐西南大規模公園からの風景

清々しいまでに明るく澄み切ったブルーが
夏の暑さを忘れさせてくれる一冊。
とりわけ暑い今年の夏におすすめですよ^^



Categories: | 投稿者 arciel | 16:04 | コメントはまだありません

コメント