KIN 155
懐かしのマトリョーシカ
ある日、「こげぱん 大阪・神戸ぶらり旅日記」を読んでいた息子(小2)が
「マトリョーシカが欲しい!」と言い出しました。
こげぱん大阪・神戸ぶらり旅日記
たかはし みき
三宮のロシア料理店「バラライカ」の紹介ページに、小さく描かれたマトリョーシカ。
この人形に息子のアンテナがピン!と反応したようです。
マトリョーシカと言えば、私も子どもの頃によく遊んでいました。
カパッという木の感触と、中からどんどん小さい人形が出てくるのが面白くて、もう大のお気に入りでした。
あのマトリョーシカ、もしかしてまだ実家に残っているかも!と、期待を込めて新潟の母に電話してみましたが、ずいぶん前に弟のおもちゃなどと一緒に処分してしまったとのこと(涙)
聞けば、マトリョーシカは父の友人がロシアに行った際、お土産に買ってきてくれたものだったそう。
あの色合いも感触も完璧に覚えているだけに、私の中でにわかにマトリョーシカ愛が高まっていきました。
そしておとといの日曜日。
たまたま家族で神戸に行く用事があったので、例のロシア料理店「バラライカ」でランチをすることにしました。
本に書いてあったように、テーブルや店内にマトリョーシカが飾ってあります。
でも・・・どれも使用感があり、売り物のものはなさそうです。
お店の方に聞いてみると、近くのロシア雑貨のお店に売っているとのこと!
ボルシチやピロシキ、きのこのつぼ焼きなどを堪能した後、早速そのお店に行ってみました。
ロシア雑貨「いりえのほとり」。
異人館通りにある可愛いお店です。
店内にはずらりとマトリョーシカが置いてあって、息子も私も大興奮☆
「自由に開けていいですよ♪」と言われるまま、戸棚や引き出しを開けてみると、その中にもぎっしりとマトリョーシカやロシア小物が並んでいました。
私が遊んでいたのと同じようなトラディショナルなデザインも健在ですが、今はチェブラーシカやキノコの形など、いろんなタイプのマトリョーシカがあるんですね♪
目移りするほどの中で、息子が選んだのはこのマトリョーシカ。
一番大きな人形に少しヒビがあり、なんと半額とのこと。
このデザインは一体しかなく、男の子の人形も入っていて可愛らしいので、息子は即これに決めました。
そして、試飲させてもらった「メドブーハ」がまた美味しいこと♡
蜂蜜を発酵させて作ったお酒で、ロシアでは12世紀から作られていたそうです。
発酵による炭酸が優しく、甘くてとても飲みやすい。
あまりに美味しいので一本購入することにしました。
発酵の長さで2種類のメドブーハがあったのですが、私は長期熟成タイプが好みでした♪
免疫を高める作用もあるそうです。
兵庫県に引っ越してもうすぐ4年になりますが、異人館通りに来たのは初めて。
前に住んでいた東京の自由が丘と似た雰囲気があり、パートナーも私もこの通りを一目で気に入ってしまいました*^^*
息子の方は、学校から帰ってくるとすぐにマトリョーシカを広げて遊んでいます。
全部出した後、またすぐに全部しまうのを儀式のように繰り返しています。
このカポっという感触がたまらないみたい。
全部で10体もの人形が入れ子状になっていて、一番小さな人形はなんと米粒ほどの大きさです。
今回初めて知ったのですが、マトリョーシカの由来は日本の入れ子人形とのこと。
1800年末期にロシア人が日本から持ち帰り、パリ万博に向けて職人が作ったのが始まりなのだそう。
最初は知育玩具として生まれた人形が、今では安産や子孫繁栄のお守りになっているそうです。
可愛くて独特の味わいのあるマトリョーシカ。
今になってまた出会えるとは思ってもいませんでした。
末永く大切にしていきたいです♪
マトリョーシカやメドブーハは「いりえのほとり」さんのネットショップでも購入可能です♪
Categories: アート | 投稿者 arciel | 14:25 | コメントはまだありません