

KIN 191
「1Q84」のシンクロニシティ
10月前半はあっという間に過ぎていきました。
まずジャーニーのワークショップを終えて熊本(パートナーの実家)へ行き、その後義兄ファミリーの住んでいる下関に行って、秋吉台を散策し姪っ子の幼稚園の運動会に参加したりして10月10日に東京に帰ってきました。
その後すぐにセッションや来客があり、一息ついたところでやっと図書館の予約の順番が回ってきた「1Q84」を読み始めたら・・・
もう何もできない状態。
パソコンに向かう気に全くなれず、何もする気になれない。
小説の世界に意識が半分行っているのか、日常的な話をすることすらおぼつかなくなってしまいました。
ひたすら静かにその世界に身を置いていたいという感覚。
BOOK1・2を読んでいた3日間は、意識がどこかに行ってしまっていた感じです。
日常に復帰するために集中して読み続け、やっと昨夜読み終えてこうしてパソコンに向かえるようになりました。
(まだBOOK3は読んでいないけど)
なんていうのか、人の潜在意識にじわじわと入り込んで何かが呼び覚まされる感じ、とでもいうのでしょうか。
この小説の影響力は、かなり深いところで効いていそうです。
発売から1年半経って読んでいるわけですが、今この時点で自分が読んでいることの必然性がとても強く感じられました。
というのも、読んでいる最中に何度も小説と現実との間にシンクロがあったからです。
下関に初めて行った後に小説の中で下関が出てきたり、
ジョン・レノンを撃った犯人の記事を新聞で読んだ直後、小説にもジョン・レノンの記述が出てきたり、
夜中にココアを飲みながら読んでいたら、ちょうど主人公(青豆)がココアを飲む場面が出てきたり(しかも銘柄も一緒!)。
読んでいて何度もドキッ!とさせられました。
あたかも私もこの小説と同じ時間軸を生きているかのよう。
読者一人ひとり、読むタイミングは違っていても
いつの間にかこの「1Q84年」に入り込んで時間を共有しているかのようです。
本当に不思議な小説です。
内容うんぬん以上に、何か集合意識的に訴える小説の力を感ぜずにはいられませんでした。
BOOK3は予約を待ちきれないので、これから書店に買いに行ってきます!
P.S 4日ぶりに熊本で会った息子。おっぱいはしっかり覚えていて、卒乳はまだ無理でした^^; 私も逆にホッとしたりして(笑)
1Q84 BOOK 1
村上 春樹
1Q84 BOOK 2
村上 春樹
1Q84 BOOK 3
村上 春樹
Categories: 本 | 投稿者 arciel | 17:23 | コメントはまだありません