KIN 153
沼島の鞘型褶曲
2024.12.1
沼島の地質調査のため、大学生の白井さんが久しぶりにご来島。
今回は我が家のリフォーム中の母屋に泊まって2日間調査されました。
沼島の北の黒崎の浜に、「1億年前の地球のしわ」と言われる珍しい岩石
鞘型褶曲(さやがたしゅうきょく)が見られるのですが
そこへのアクセスについて白井さんに尋ねると、快く案内してくださるとのこと!
山の中の鬱蒼とした道なき道を行くのを覚悟していたのですが
冬ということもあり、そこまで鬱蒼としていなくてホッ^^
しかも険しい場所にはロープまで張ってあって、ありがたい限りです。
山を下っていくと、やや開けた場所に出ました。
周りはぐるりと石が積み上げられていて、 かつてはここで人が畑を耕していたようです。
中心には印象的な大きな木が立っていて、 このエリアの守り神のようでした。
その先を降りていくと、急に明るい海岸に出ます(対岸は淡路島)
目の前に鞘型褶曲の岩石が横たわっていました。
この時は満ち潮で、あまり近づけなかったのですが
確かに同心円状の地層の模様が見えます!
地球の深部でものすごい圧力がかかり、
地殻変動で何千年もかけて地表に隆起したこの岩石に
深い畏敬の念を覚えました。
実際にここで目にすることができて感激です✨
この浜には他にもぐにゃぐにゃした地層を目にすることができました。
地球内部のダイナミックな動きを見せてくれてありがとう✨
地球は生きている! と感じた瞬間。
案内してくれた白井さんに感謝です✨
(危険を伴いますので、くれぐれも案内なしでは行かないようにしてくださいね)
鞘型褶曲は、沼島とフランスでしか見つかっていないそう。
この珍しく貴重な鞘型褶曲は 沼島汽船乗り場の待合室にも展示されていますので、
ぜひご覧ください♪
Categories: 沼島 | 投稿者 arciel | 22:52 | コメントはまだありません