20年ぶりのパリ②

レ・アールのクリスマスマルシェ(Marché de Noël des Halles)に入ってまず目に入ったのは、綺麗なランプシェードのお店。

天井からぶら下げた電球に折りたたみ式のランプシェードをはめるだけで、ロマンチックなインテリアに変身☆
とても素敵なので、私たちも一つ購入しました。

その隣にはSavon de Marseille(サボン・ド・マルセイユ)のお店がありました。
何十種類ものカラフルな手作り石鹸が並ぶ店頭に、石鹸好きの私は思わず大興奮!
すると、店主のマダムがフレンドリーに話しかけてくれました。
彼女は日本が大好きで、いつか日本に行ってみたいのだそう。

私も久しぶりにフランス語で会話できるのが嬉しくて、しばらくマダムと話していると
「デリケートなことを聞いてもいいかしら?」と前置きし、
「お父さんはカミカゼでしたか?」と聞かれました。
カミカゼ・・・?
一瞬何のことかわからなかったけど、どうやら神風特攻隊のことのよう。
父は当時子供で戦争には行っていなかったと答えると、
「カミカゼの際、日本人はドラッグをやってから突撃したの?」
と、さらに意表を突く質問。
「そんなことは決してないです。正気のまま決死の覚悟で突撃したはず」と言うと、マダムの目はまんまるに。
フランス人だったら、ドラッグなしでそんなことは到底できないそう。

すると今度は「日本人はなぜハラキリをしたの?」との質問。
「敵に殺されるより、自らの尊厳を保つ方を選んだから。
ハラキリは単なる自殺ではなく尊厳を保つ行為なんです」と私なりの解釈で答えると、
マダムはいたく感心した様子。
普段あまり意識したことはなかったけど、日本人って独特の精神性があるんだなぁ。

仕事は何をしているのかと聞かれたので、いくつかある中で「占星術をしています」と答えると、
マダムは意外だと驚きながらも「私はTaureau(牡牛座)よ」とおっしゃるので、
「私はVerseau(水瓶座)です」と答えたら、
通りがかりの女性が「私もVerseauよ! 2月6日生まれ」と話に加わってきました。
こういうやりとりがすごく楽しい♪
やっぱりフランス人は大阪人に似ている気がする笑
大阪に住んでいた時、どこか懐かしくホッとする感じがしたのはそのせいかも。

石鹸を10個買ったら息子にプレゼントと1つおまけしてくれました。
いつかこのマダムの石鹸作りを見学しに行きたいな♪
(マダムのサイトはこちら

その後、パートナーが行きたいという木のおもちゃ屋さんへ行くと、
店員さんが日本語を流暢に話せるのでびっくり!
そう言えば、レゴストアでもレジの女性が東京に1年住んだことがあって日本が大好きと言っていたし、
大型書店のfnacでも、フランス語版の日本のコミックスコーナーがやけに充実していたっけ。
日本とフランスって相思相愛なのでは!?

人が自然体で人間らしい国、フランス。
改めてフランスとフランス人の魅力に気づかされました。
この国にまた来られたことがとても幸せ♡


クリスマスマルシェで買った品々。
作った人のあたたかいぬくもりを感じます。

(つづく)



Categories: パリ旅行2017-2018, 旅行 | 投稿者 arciel | 12:35 | コメントはまだありません

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