個性豊かな離島たち

最近、離島に関する話題をよく目にするようになりました。
一つは沼島総合観光案内所「吉甚」に置いてあったカラフルな新聞。

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離島経済新聞社の「ritokei(リトケイ)」。
なんと、有人離島の専門新聞でした!
時々吉甚に送られてくるそうで、全国の配布所でもらえば無料で読むことができます。

最新号の「ごあいさつ」には
「6,852島の「島」からなる島国・日本には、
本土(北海道・本州・四国・九州・沖縄本島)をのぞく418島に人が暮らしています。」
とありました。

日本にそんなにたくさんの島があったことも初めて知りましたが、
有人離島だけで418もあるというのも驚きです☆
リトケイには日本全国の離島のニュースや話題、離島に縁のある人の声などが載っていて
日本の離島の多様さに気づかされました。

そして年明け1月3日付けの朝日新聞。
日曜版のGLOBEの特集は「島国の島々」で、全国各地の離島が写真とコメントで紹介されていました。

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北海道から沖縄までの離島の特色や様々な取り組みが紹介されています。
ちなみに表紙の写真は沖縄県南大東島のゴンドラ。
地形上大型船の着岸が難しいため、クレーンでつり上げられて乗降するそうです@_@

私も今はれっきとした離島民ですが、元々離島には全く縁のない生活をしてきました。
新潟市に生まれ育った私が最初に離島に興味を持ったのは小学生の頃。
教室に貼られた新潟県の地図をぼんやり見ていたら
佐渡の北にある粟島という小さな島が目に入り、
「こんなところにも人が住んでいるんだー」と印象に残ったのを覚えています。
当時は人が少なそうという程度のイメージしかなかったのですが、
「小さな島」は私の中に小さな足跡を残していきました。

20代の頃によく読んでいた池澤夏樹の小説(『南の島のティオ』や『マシアス・ギリの失脚』など)は島が舞台の話が多く、リトケイのweb新聞で池澤夏樹のインタビューを見つけたときは嬉しくなりました*^^*
私の離島への親しみや憧憬は池澤夏樹の小説で育まれてきたのかもしれません。

その後、沖縄の宮古島、座間味島、西表島、石垣島など旅をしてきて、
自分はコンビニもないような小さな島が特に好きだと気づきました。
そして今、実際にコンビニのない小さな島に住んでいます(笑)

こんな本も見つけました。
サンカクノニホン―6852の日本島物語 (シリーズ・自然 いのち ひと)
伊勢 華子
4591107493
日本の島々がすべて手描きの○で示されている、ユニークな写真絵本です。

日本の最極東の島(こんなところに島があったの?とびっくり)。
たった一人の小学生の島。
一家族だけが住んでいる島。
地図に載っていない島もあるそうで、知れば知るほど興味が湧いてきます。

海で区切られた島は全体が把握しやすくて
道路続きの陸地とは違う時間が流れています。
人口に対する自然の比率も大きいから
常に自然に包まれている感覚。
それがとても大きな安心感を与えてくれます。

私も今年はあちこち離島巡りをしてみたいと思います。
新潟の粟島にもぜひ行ってみたい♪
(おそらく、多くの新潟県民は粟島に行ったことがないんじゃないかな)

近くて遠い離島。だからこそ、面白い☆



Categories: 旅行, 沼島暮らし | 投稿者 arciel | 10:24 | コメントはまだありません

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