沼島のおのころ神社と上立神岩

淡路島の南東に浮かぶ勾玉形の小さな島、沼島。
昨年の夏に海水浴に行ったことがあるのですが、まだ島内を巡ったことはなく、
一度ゆっくり訪ねてみたいとずっと思っていました。

そんな折、東京のお友達のあやちゃんが
占星術のセッションを受けに淡路島に来てくれると言うので、
セッションの翌日に一緒に沼島に行こう!とひらめきました☆

沼島へは、南あわじ市の土生(はぶ)港からフェリーで10分。
フェリー乗り場へ向かう途中に、沼島が見えてきました。

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この日は風が台風のように強く、波がさざめいていつもと違う姿を見せていました。

沼島は淡路島のすぐ隣に位置しているのですが、
淡路島の南端に中央構造線が走っているため、
沼島を構成する断層は淡路島とは全く異なります。

また、国生み伝説で神々が最初に創った島とされているおのころ島が、
沼島であるとも言われています。

「天つ神が、イザナギの命、イザナミの命の二神に神聖な沼矛を授け、
国づくりを命じた。
この二神は、まず、天の浮橋に立って、授かった矛で、混沌とした世界をかき回した。
潮をゴロゴロと鳴らし、引き上げた矛の先から、落ちた雫が固まって島となった。
これが、オノコロ島である。
この島に、イザナギ・イザナミの二神が降り立って、
夫婦の契りを結び御柱と宮殿をたて、国土造成をされた。
その舞台=オノコロ島が、沼島とされている」
(沼島の観光案内パンフレットより)

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フェリーを降りるとすぐに漁港に出ます。
この近くの旅館木村屋さんでランチをいただいた後、
まずはおのころ神社へ向かいました。

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太古の森へ入っていくようなおのころ神社への道。
異世界へ導かれていくような感じで、心躍るような喜びが溢れてきます☆

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この階段の先に見えるのがおのころ神社です。
おのころ神社には、沼矛で世界をかき混ぜているイザナギ様とイザナミ様のお姿がありました。

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寄り添って国づくりを始めるイザナギの命とイザナミの命。
ご夫婦の優しく穏やかなたたずまいが印象的です。

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お参りを終えて階段を降りると、春の美しい沼島の姿が!

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お参りを終えた前と後では、光の印象が全く変わっていました。
神様が喜んで下さっているようで感動しました〜☆

上立神岩に向かう途中には、可愛らしい沼島小学校と沼島中学校がありました。
学校の向かいにある池と広場がまたとても美しくて、みとれてしまいました。
まるで天国のような感じがします。
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満開の桜のトンネルをくぐって坂道をのぼると上立神岩に出ます。

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イザナギ様とイザナミ様が降り立ったと言われている上立神岩。
ここから女性が左、男性が右を回って
龍宮伝説の舞台と言われる平バエで落ち合い、
国づくりをしたと言われています。

これまで写真で見てきた鋭い岩の印象とは異なり、
上立神岩は優しい穏やかなエネルギーを感じさせる岩でした。
岩の真ん中にはハートの形まで見えます!
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創造とはまさに愛のエネルギー!
日本という国も愛から生まれたんだと感じて
感謝でいっぱいになりました。

「ありがとうー!!!!ありがとうー!!!」

気がつくと海に向かって大声で叫んでいました。
イザナギ様、イザナミ様、日本を創って下さってありがとうございます☆

日本の起源の地に降り立って、国生み神話の舞台に立ち、
おおらかな太古のエネルギーに溢れた日本の原点に触れて
胸が熱くなりました。

満開の桜が島を彩るこの時期に、沼島を訪問できて本当によかったです。
あやちゃん、遠いところ来てくれてありがとう〜☆

太古の生き生きとしたエネルギーに満ちあふれた島。
沼島でぜひ日本の国生みの息吹を感じて下さいね♪
日本という国のイメージが、きっと大きく変わることと思います*^^*



Categories: 沼島のパワースポット | 投稿者 arciel | 12:08 | 1件のコメント

One Response to “沼島のおのころ神社と上立神岩”

  1. ニューメッセージ : 沼島に引っ越します 3月 18th 2015 at 02:21 pm 1

    […] 木の前に素敵な小学校と中学校があるのを発見。 こんな小さな島にこんな立派な小学校があるんだ〜!と感動し、 直感的に息子を通わせたい☆と思いました。 (当時のブログはこちら) […]

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