ジャーニーワークショップでの体験(3)

「キリスト教」に惹かれながらも反発するというアンビバレントな感情。
まさか「身体の旅」でそれと向き合うことになるとは思いもよりませんでした。

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「身体の旅」で宇宙船に乗る時は、自分一人ではなくメンターと一緒に乗り込みます。
そこで登場したメンターはなんと「イエス・キリスト」。

えー!まさか!
他にもっといるでしょ、観音様とか大天使とか(汗)
正直、一緒に行くにはかなり抵抗のあるお方でした。
でも、そのイエス様があまりにもハンサムで、ニコニコとやさしい微笑みをたたえていらしたので、抵抗感はすぐに消えていきました(^^;)

宇宙船が到着したのは「肺」。
青白くつるりとした壁に囲まれたがらんどうの空間です。
そこに一カ所、黒っぽく壁紙が剥がれたような場所があり、そこに「無力感」という感情が感じられました。
その感情を感じていくと・・・

そこには、幼稚園の制服を着た私がいました。
それは、父親の転勤で一時期住んでいた長野県のキリスト教系幼稚園の制服です。
転入したばかりの私に、隣に座っている女の子が私の手をつねっています。
ななめ後ろには黒い修道服に身を包んだシスターが椅子に腰掛けています。

女の子は毎日のように私の手をつねります。
私は声を上げることができず、つねられるままになっています。
シスターはすぐそこにいるのに気づいてくれません。

それが、当時を再現した映像でした。

キャンプファイアーでは、シスターとその女の子、幼稚園児の私と今の私、そしてメンターであるイエス・キリストが火を囲んでいます。

幼稚園児の私「どうして助けてくれなかったのですか?」
シスター「つねられているとは気づかなかったのです」
私「困っている私をもっと見ていてほしかった」
シスター「そんなに困っているとは知りませんでした」
私「転入してきたばかりの私に、もっと配慮してほしかった」
シスター「ごめんなさい、もっと気づいてあげるべきでした」

・・・等のやりとりがありましたが、それでも納得のいかない私。
そこでお互いに相手の中に入って相手の心を感じ合う、というのをやってみたら、
シスターは「キリスト教の教えに基づいた、真の教育を」という崇高な理念を抱いて教育に携わっていた方で、とても熱心な方でしたが、その時のささいな園児の日常にはたまたま気がついていなかっただけなのです。
決して冷たいわけではなく、むしろ子供たち全体の幸福を願っていた人だった、と分かりました。

一方シスターは私の中に入って、当時の私がいかに心細く傷ついていたのかを知り、深く謝ってくれました。
それでお互いに許し合うことができたのです。

当時の場面を、もっとユーモアや愛情にあふれたものに書き換えたらどうなるか、という映像を見てみると、
つねられた私は、反対に相手をくすぐり返して大騒ぎ。
シスターは「静かになさい!」と注意して、一緒に怒られた私たちは仲の良い友達になる、というストーリーに変わっていました。
めでたし、めでたし♪

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驚いたのは、顕在意識ではそのシスターに対する否定的な感情は全く覚えておらず、
むしろシスターを敬愛していたという気持ちしか記憶していなかったことです。
(ただ、たった1年弱しか通っていなかった割には、そのシスターの名前(洗礼名)をしっかり覚えているほど印象が強い方でした)

ところが「身体の旅」をやってみると、肺の細胞にはその当時の「無力感」という感情がしっかり残っていて、
それが「シスターに理解してもらえない」→「教会への反発」という形で
私の人生に影を落としていたのだとわかりました。
(てっきり、この教会への反発は前世に魔女狩りに遭ったせいだとばかり思っていたのですが^^;)

その体験直後に熊本のパートナーの実家に行ってみると、早速効果が感じられました!
キリスト教の熱心な信者であるお義母さんに会う時は、いつも心のどこかがキュッと緊張していたのですが、
今回はとても自然体で、素直な自分のままでいられることができました。

お義母さんの美味しい手料理の数々に感動し、阿蘇の葉祥明さんの美術館に連れて行ってもらったり、貸し切りのオーガニックレストランでコース料理を堪能したり、
素晴らしい時間を家族みんなで過ごさせてもらいました☆
不要なわだかまりがなくなって、ごく自然に喜びや感情を伝えることができて、
お義母さんとより深いつながりができたように感じます。

おかげで、もっと頻繁に熊本に帰省したくなりました!
折しもスカイマークの熊本便が今月末から安くなるので、ますます気軽に帰省できそうです♪

幼い頃のわだかまりが消えることで、無意識に縛り付けられていた心がとても軽く自由になりました!
ジャーニーの素晴らしい癒しに感謝、感謝です☆

心の自由を探す旅―あなたの中にある〈聖なる本質〉を求めて
ブランドン・ベイズ カーンドーフ・さやか
489295652X


Categories: スピリチュアルライフ | 投稿者 arciel | 17:56 | コメントはまだありません

ジャーニーワークショップでの体験(2)

ジャーニーワークショップ・アドバンスで体験した「身体の旅」。
これは、私の人生にかなり強い影響を及ぼしてきた「あるもの」との再会でした。

それは「キリスト教」。

私自身、キリスト教に強く惹かれるものがありながら、「教会」に対する権威への反発は並大抵ではありませんでした。

高校卒業後、カトリック系の大学に進学し、シスター達が運営する女子寮に入ったものの、
その規律の厳しさに嫌気がさして1年半で退寮。

フランス留学から戻って再度同じ大学の史学科に学士入学し、そこで専攻したのは「古代ローマ時代のキリスト教」。
(教会ができる以前の、権威に染まっていない「純粋な」キリスト教を知りたいと思ったのがその専攻理由です)

そこで初期キリスト教の教えを探求しつつも、結婚した相手はなんとカトリックのキリスト教信者。
パートナーのお母様には「ぜひとも教会で式を挙げてほしい」と頼まれたものの、
結婚講座に通うのが面倒で、教会という権威の元で挙げることにも抵抗があったので
式を挙げずに入籍だけで済ましてしまいました^^;

私自身は人智を超えた「宇宙」や神のような「大いなる存在」を信じていますが、それは宗教とは関係のないもの。
それでいて自分の人生になぜかキリスト教がついてまわることが不思議でなりませんでした。

その謎が、今回のジャーニーで明らかになったのです!
(前置きがかなり長くなったので続きは(3)に!)

心の自由を探す旅―あなたの中にある〈聖なる本質〉を求めて
ブランドン・ベイズ カーンドーフ・さやか
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ジャーニーワークショップでの体験(1)

10月2日〜5日まで参加してきたジャーニーのワークショップ。
ずっと体験談を書きたいと思っていたのですが、その後もずっと影響が続いていたので、なかなかまとめられずにいました。
まだその旅は続いていますが、一旦ここで体験をシェアしたいと思います。

(ジャーニーとは、ブランドン・ベイズが自身のバスケットボール大の腫瘍を手術や薬を使わずに治した経験をもとに創り上げた癒しの手法です。
詳しくはジャーニー・ジャパンのHPをご覧下さい)

まず2日間のジャーニー・インテンシブでは「感情の旅」と「身体の旅」を体験しました。
「感情の旅」とはどういうものかというと・・・

パートナー役の方にスクリプトを読んでもらう間、自分は目をつぶってイメージをします。
誘導催眠ではないのに自然に感情が湧き起こってくるので、次々と湧いてくる感情を味わっていきます。
そこである地点に来ると、真っ暗な闇のようなものにたどりつき、さらにその奥を進んでいくと、これまでとは全く異なる世界に到達します。

これが「源」と呼ばれるものです。

人によって、また同じ人でも毎回その闇と源の感じ方は違うそうですが(私が最初に感じた源は「とてつもなく美しい光の柱」でした)、
その源を通して感じてきた感情を統合していきます。

そのプロセスの中で、感情に付随する「記憶」も癒していくのですが、これを「キャンプファイアー」といい、記憶の中に出てきた登場人物たちと文字通りキャンプファイアーを囲んで実際に話をします。
言いたいことをすべて言い終わり、理解し合ったところでお互いに許し合い、その後の変化を見届けます。
・・・これが「感情の旅」のおおまかな流れです。

実際、私が受けた体験では、「闇」に到達するのが怖くて怖くて、
何度も同じ感情を行き来したり、思考が勝手に「偽りの源」を作り出して逃避したりして、かなり時間がかかってしまいました(汗)
でも、パートナー役の方とトレーナー役の方との粘り強いサポートのおかげで、2時間かかってやっとプロセスが終了しました。
長いマラソンを終えたような感じで、終わった時はフラフラ、でもスッキリでした!

翌日の「身体の旅」は、宇宙船のような乗り物に乗って身体の中に行き、
到着した体内で感じた感情と記憶を「キャンプファイアー」で癒していく、というものです。
これは「感情の旅」とは一転して軽快で楽しく、それでいて子どもの頃に感じていた深い感情を癒す体験ができました。

3日目のアドバンスでは、インテンシブの内容をベースにして、実際に応用のきくテクニックを教わりました。
そして午後はまた新しいパートナーと組んで「身体の旅」を行ったのですが・・・
これが、強烈な体験でした!
私の中のかなり根深いこだわりが、一気に氷塊していくきっかけになったのです。
(長くなるので、これについては「ジャーニーワークショップでの体験(2)」に書きますね)

4日目はリブ・キッズで、子ども向けのジャーニーを実際に行いました。
子ども向けだけに、20分くらいで終わる短いジャーニーなのですが、
大人の自分がやってもかなり深い癒しを体験することができました。
南アフリカでは小学校にジャーニーが取り入れられているそうで、日本の小学校にも採用されたらいじめもなくなりそう!

子ども向けのジャーニーは5歳からなので、2歳の息子がもう少し大きくなったらぜひやってあげたいです☆

・・・以上、今回は概観だけを書いてしまったので、ちょっとわかりにくかったかな?
生々しいリアルな体験談はこの続きに♪

心の自由を探す旅―あなたの中にある〈聖なる本質〉を求めて
ブランドン・ベイズ カーンドーフ・さやか
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